島根県浜田市三隅町白砂地区の住民らが、同町の特産品・西条柿の販路拡大につなげようと、オリジナルブランド「西条柿右衛門」の商標登録に乗り出した。数年前からPRに活用しているキャラクターを全面に打ち出し、商品パッケージなどを作る計画。今秋の認定を見据えて、着々と準備を進めている。
西条柿右衛門は、県立大浜田キャンパス(浜田市野原町)の読み聞かせサークルが2013年に制作した絵本「さいじょうかきえもん」に登場するキャラクターとして考案された。その後、白砂地区の住民グループが着ぐるみを制作するなどし、西条柿の広告塔として活躍している。
商標登録に向けては、商品価値を高めようと、白砂地区のまちづくり推進委員会活性化部会を中心に、昨年3月から準備。商品開発や広報の専門家を招いた生産者向けの勉強会を計3回開くなどして魅力を見直し、展開案を協議した。販路を拡大させ、生産者の意欲向上や後継者育成につなげていく狙い。大学とコラボの商品開発?