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商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

頑張れ山梨!!(地域団体商標)

2016-04-21 09:31:16 | 日記

南部の木(なんぶのき) 商標登録第5197468号
南部町森林組合
(山梨県南巨摩郡南部町内船7754番地1)
山梨県南巨摩郡南部町産の杉材・ヒノキ材
連 絡 先:0556-64-2064
「南部の木」は、山梨県南部町で生産されるスギ・ヒノキ材です。南部町は、山梨県の最南端に位置し中央を富士川が南流し、東は静岡県富士宮市に、西は静岡市に接しており、土地は肥沃で気候は海洋性気候の影響を受け温暖で年平均気温15 度、降水量は2,400 ミリで四季を通じて過ごし易く、スギ・ヒノキの生育に適しており古くから良質材が生産されています。材の特長は、アテが少なく、色は淡いピンク色で加工しやすい木材が「南部の木」です。


発明の日

2016-04-19 09:07:09 | 日記

高橋是清は第20代の首相だが、7回務めた蔵相としての評価の方が高い。あまり知られていないが官僚時代には知財権の制度整備に尽力した。現在の特許法の前身である「専売特許条例」が初代特許庁長官高橋のもとで公布されたのが1885年4月18日。

それに因んで昨日は発明の日。この日を含む今週は科学技術週間として、啓蒙啓発のためのセミナーや多様な行事が全国で催される。最近は小中学生向けイベントが充実してきた。体験学習やスーパーサイエンススクールの高校生による化学実験などが人気を呼び、会場となる各地の科学館や博物館が賑わう。

ビジネスにおいては、発明の多くは権利化してこそ価値を生む。その前提は知財制度が整備されていること。と同時に、発明者自身あるいはその所属組織が制度とその活用法を理解しておく必要もある。さて、日本経済の活性化には中小企業の成長が不可欠だと強調され、資金面をはじめ各分野での支援策が講じられている。

最近、経済産業省が重視しているのが知財分野のテコ入れ、特許出願に占める中小企業の割合は約13%。これを19年度に約15%に引き上げるのが目標だ。ワンストップの総合支援窓口を設置して活用を促す。中小企業はイノベーションの一翼を担う。知財戦略と一体化した経営支援で底上げにつなげたい。近い将来、「発明の日」が国民祝日の日にならないかな。


発明の日

2016-04-19 09:07:09 | 日記

高橋是清は第20代の首相だが、7回務めた蔵相としての評価の方が高い。あまり知られていないが官僚時代には知財権の制度整備に尽力した。現在の特許法の前身である「専売特許条例」が初代特許庁長官高橋のもとで公布されたのが1885年4月18日。

それに因んで昨日は発明の日。この日を含む今週は科学技術週間として、啓蒙啓発のためのセミナーや多様な行事が全国で催される。最近は小中学生向けイベントが充実してきた。体験学習やスーパーサイエンススクールの高校生による化学実験などが人気を呼び、会場となる各地の科学館や博物館が賑わう。

ビジネスにおいては、発明の多くは権利化してこそ価値を生む。その前提は知財制度が整備されていること。と同時に、発明者自身あるいはその所属組織が制度とその活用法を理解しておく必要もある。さて、日本経済の活性化には中小企業の成長が不可欠だと強調され、資金面をはじめ各分野での支援策が講じられている。

最近、経済産業省が重視しているのが知財分野のテコ入れ▼特許出願に占める中小企業の割合は約13%。これを19年度に約15%に引き上げるのが目標だ。ワンストップの総合支援窓口を設置して活用を促す。中小企業はイノベーションの一翼を担う。知財戦略と一体化した経営支援で底上げにつなげたい。近い将来、「発明の日」が国民祝日の日にならないかな。


「いぶりがっこ」って何だ?

2016-04-17 10:13:26 | 日記

大根をいぶした秋田県名産の漬物「いぶりがっこ」の名称使用を巡り、県内の業者が対立している。「いぶりがっこ」と表記した画像を商標登録した湯沢市の業者が、いぶりがっこの名称の商標権も持っていると主張するのに対し、他の業者は一業者にいぶりがっこの名称を独占する権利はないと反発している。

いぶりがっこの名称の商標権を主張しているのは、湯沢市の「雄勝野きむらや」。1983年5月、「いぶりがっこ」のひらがな6文字を使った画像を商標登録(出願は78年9月)し、商品に使用してきた。同社の木村吉伸社長は「30年以上商標を使い、販売してきた実績がある。画像の商標に付帯して、いぶりがっこの名称でも商標権がある」と主張する。これに対し、他の業者は、いぶりがっこは一般名詞で、個別の業者が商標を持っているのではないと反論。一部業者はいぶりがっこの名称で販売している。


そのうち、大仙市の奥州食品は2014年8月、「秋田 奥州食品 いぶりがっこ」と表記する画像を商標登録した。同社の鈴木憲康社長は「いぶりがっこは個別業者の商標ではないため、わが社の登録が特許庁から認められたと思う」と話す。雄勝野きむらやは特許庁に対して奥州食品の商標登録に異議を申し立てたが、昨年8月、却下された。雄勝野きむらやは特許庁の判断を尊重しつつも、商標権保有の正当性をあらためて主張する構えを見せる。木村社長は「首都圏などで販路を開拓し、いぶりがっこの知名度を上げた自負がある。いぶり漬けやいぶり大根などの名称で売っていた他の業者が、わが社の商品が売れたことで名称が有名になってから、いぶりがっこを名乗り始めるのには違和感がある」と話す。

今回の騒動に関して、県内のある業者は「手間暇かけて製法を守っているのは両者とも一緒。業者が一丸となって、いぶりがっこという食文化を後世に伝えていくべきではないか」と歩み寄りを呼び掛ける。奥州食品など11社が加盟する秋田いぶりがっこ協同組合の鈴木辰美組合長理事も「県内の全業者が、『秋田いぶりがっこ』の名称で特許庁が設ける地域団体商標の取得を目指すのが理想だ」と話す。なーんだ大根の話か~。


人工知能作品の保護

2016-04-16 09:33:39 | 日記

政府の知的財産戦略本部(本部長・安倍晋三首相)は人工知能(AI)がつくった音楽や小説などの権利を保護する法整備を検討する。現行の著作権法では人による作品にしか著作権は認められないため、盗用されても差し止めや損害賠償を請求することができず、AIへの投資の妨げになる懸念があった。

法整備の方針は5月にもまとめる知財推進計画に盛り込む。著作権法は音楽や小説、絵画などを作者に無断で使うことを禁じている。これからは、人工知能も人間扱いになるか・・・?