今や、大学でもキャッチフレーズが登録商標として使用されるようになった。島根県立大・出雲キャンパス(同県出雲市)は、キャッチフレーズとして活用している「にんげん大好き」を商標登録し、ロゴマークも制定した。大学がキャッチフレーズを商標登録するのは珍しい試み。今後、さまざまなイベントなどでキャッチフレーズをアピールしていく。
看護学部と大学院看護学研究科などを擁する出雲キャンパス。平成7年の開学以来、患者の心に寄り添う気持ちとして「にんげん大好き」をキャッチフレーズとし、看護の道を目指す学生らの育成を進めてきた。そして、開学20周年を迎えた昨年度、このキャッチフレーズを特許庁に商標登録申請し、今年1月に登録された。
これを受け、同キャンパスでは、キャッチフレーズのロゴマークを制定し、ロゴをあしらったジャンパーを製作した。ジャンパーは、スクールカラーの青地に、黄色の文字で「にんげん大好き」のロゴが背中に入る。同キャンパスでは今後、6月1日の開学記念日や同11、12日の大学祭「つわぶき祭」をはじめ、大学説明会などの行事の際にも教職員や学生らがこのジャンパーを着用し、キャッチフレーズの浸透を図る。
従来、キャッチフレーズは識別力がないものとして取り扱われていた。審査基準の緩和?