ある建物に入るのに、入館証が必要なんですが,
体温を測って、自分の名前と行先の担当の名前を書いて、やっと入館証がもらえます。
それで、僕の前に宅急便のお兄さんが、入館証の発行手続きをしてました。
「この荷物届けたいんですけど、どこに行けばいいですか?」と宅急便のお兄さん。
「えーっとね、それは~課の小倉さんだね」と警備員さんが言う。
「はい、分かりました」そういって宅急便のお兄さんは、名前を書いた。
僕の番になって、記入しようとしたら、
さっきのお兄さんが、担当者の名前のところに、枠をはみ出すくらいの大きな字で「モグラ」と書いてあった。
いや、小倉だろ、と僕は一人でツッコミをしていました。
モグラって何だよと、笑いをこらえるのに大変でした。
聞き間違いって、耳の問題というより、認知の問題だそうです。
どういうことかというと、言葉って自分の理解している言葉しか脳に入ってきません。
ある人が「BL読む?」と聞かれて、「いや、ビールは飲みません」と答えたそうです。
その人はBLを知らなかったんですね。ビールは知っていましたが。
こんな感じで、聞こえた音が自分の知っている単語に引きずられます。
ちなみに、BLってボーイズラブの略ですね。ホモ話です。
また違う例です。
コンビニで店員に「ショートケーキありますか?」って聞いたら、
店員が「消毒液は、向かいの薬局にありますよ」と答えたそうです。
店員は、たぶん、頭の中がコロナ対策でいっぱいだったのでしょう。
これらの話は、耳の問題ではなく、脳の認知の問題です。
じゃあ、さっきの宅急便のお兄さんは、何を考えていたんでしょうかね。
たぶん、僕を笑かせようと思って、わざとジョークで書いたんじゃないだろうか。
そうだとおもろいけどね。