今日は免疫システムの話です。
細かいことをいうと、いろいろ面倒なので、ざっくりと簡単に説明します。
免疫システムとは、ほんと簡単にいうと、白血球の働きです。
白血球には大きく三つの種類があります(厳密にはたくさんある)。
1マクロファージ(5%) 2顆粒球(50%)3リンパ球(40%)です。
マクロファージと顆粒球は、体に侵入した異物(細菌など)を食べて分解します。
これに対し、リンパ球は、ウイルスなどの小さめの異物を処理します。
いわゆる感染症に対して、免疫が強いと言われるのは、リンパ球が多い人ですね。
また、リンパ球はがん細胞を処理することでも知られています。
交感神経が優位だと、顆粒球が多くなり、
副交感神経が優位だと、リンパ球が多くなります。
簡単にいうと、家でゴロゴロしていると、ゆったりとした精神状態なので
副交感神経が優位になり、リンパ球が増え、免疫力が増します。
逆に、外でバリバリ仕事をして、緊張し、ストレスにさらされていると、顆粒球が増えます。
顆粒球は活性酸素を放出するため、シミやしわが増え、がん細胞を誘発します。
なので、緊張やストレスにさらされていると、老けやすく、がんになりやすいわけです。
ただし、副交感神経が優位になって顆粒球が少なくなると、うつになりやすいことが分かっています。
また、副交感神経が優位になってリンパ球が増えると、無駄にウイルスを攻撃しますので、
花粉症になりやすいそうです。
つまり、交感神経も副交感神経も、どっちが優位なのがいいわけでもなく、バランスが大事だということです。
ある程度の緊張と、ゆったりとした休息が、大事だということです。
<まとめ>
白血球の構成
1マクロファージ→異物なら何でも食べる
2顆粒球→細菌を退治
3リンパ球→ウイルスを退治(花粉も)
自律神経との関係
緊張状態→交感神経優位→顆粒球増加→活性酸素放出→老化を促進(シミしわ)がん細胞増加
ゆったり状態→副交感神経優位→リンパ球増加→感染症に強い・がん細胞減少
→ただし、うつになりやすい・花粉症などのアレルギーになりやすい
すごーく話を単純化してるので、詳しく知りたい人は、突っ込んで勉強してみてくださいね。
参考文献 自分ですぐできる免疫革命 安保徹著