古い友人知人に飲みに誘われた。
基本的に飲みに誘われてもやんわり断る。
酒があんまり好きじゃないからだ。しらふの方がきちんをしゃべれるし、だらだらと食事するのも好きではない。
よく酒がないと話できないという人がいるが、私は逆に酒を飲むと話ができなくなるタイプだ。だから、わたしにアルコールはいらない。
だが、今回は、久しぶりに広島から友人が来るということなので、行くことにした。
懐かしい人が何人かいた。話し自体は盛り上がったと思う。
ただ、内容は暗い感じだった。その暗さについて話そうと思う。
まず、会社の悪口が多い。労働時間が長く不満があるのだが、かといって辞めることもできない。そこで、悪口を言って憂さ晴らしをする。
あと、不安である。不安からくる苛立ち。経済的なこと、体が弱くなってきたこと、家族との不和など。
この暗い感じに負けそうになるが、私は元気いっぱいで活力があるので、そう簡単には負けない。
私に言わせれば、労働時間が長いという点を除いては、幸せを感じてもいいくらいなのに、元気がない。
よほど会社に精力を奪われているのだろう。
日本のサラリーマンは欧米人にくらべ会社がきらいだそうだ。そして、今の会社に入ったことを後悔している人が多い。
その原因のひとつに、日本は労働の流動性が乏しく、会社をやめて転職することがむずかしいからだ。
だけど、会社や誰かの悪口をばかりいっても何も変わらない。
どうすれば一人一人がハッピーになれるかを、自分自身で真剣に考えないといけないだろう。
最近話題になっているベーシックインカムを導入し、生活の最低限を保障することで、会社に依存しない生き方ができるようにすることも、ひとつの方法ではないだろうか。
いろいろ考えさせられる飲み会だった。