私が何より大切に思い、
何より自信をもって言えるのは、
自然は飛躍しないということである。
私はこれを連続律と呼んでいる
これは、哲学者のライプニッツの言葉です。
「自然は急激に変化するものではなく、徐々に変わっていく」という意味ですね。
ライプニッツは哲学者であると同時に数学者でもありました。
数学も自然の存在なくして、生まれてこなかったでしょう。
人は自然を深く観察し、その法則を探っていきました。
自然を分析的に見る人は、物理学者や数学者に、
情感をもって見る人は、詩人になっていったのですね。
僕は、自然を情感をもって見ます。
詩人ではありませんけどね。
寒い冬が来ても、気づいたら春がやってきます。
僕たちはそういう自然の流れの中に生きています。
自然に生かされている。自然がなければ生きていけないんですね。
寒いなとか、今年は花粉が飛びそうだとか、文句ばっかり言ってますが、
やっぱり梅の花を見ると、かわいい花だなと思います。
ちょっと幸せな気分になりますね。
それに、桜と梅の順序が逆にならないところが、自然のいいところです。
もしそうなったら、頭が混乱するでしょう。
でも大丈夫。
自然は飛躍しませんからね。