フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

からだことば

2010年09月07日 22時58分47秒 | 社会・政治・思想哲学

 知らない間に体が勝手に反応していて、その動きにハッとすることがある。机が揺れるほどの貧乏ゆすりをしていたり、異常に汗をかいたり、心拍数が上がっていたり。
 その動きによって、はじめて自分が焦っていたんだとか、怒っていたんだとか気付かされる。
 
 心と身体は連動している。
 
 自分の気持ちを伝えるには、会話が一番である。しかし、微妙な人の心をの動きを読み取るためには、言葉だけでは足りないこともある。人は嘘をいうこともあるからである。だから、体の変化からその人のメッセージを受け取らなければならない場合もある。
  例えば、会話中に腕組みをしたら、それは拒絶の意思表示を表しているし、また、話の途中、ポケットに手を隠したら、嘘をついているサインである。
 相手と目を合わせたときに瞳孔が開いていたら、あなたに興味を持っている証拠である。 
 このように、人間は言葉と裏腹の本心を体で表している。
 体の変化の特徴と心の関係について書かれた心理本がたくさん出ている。だからそのような本を研究するのも面白い。
 しかし、手っ取り早く体の変化に敏感になるためには、自分の内面や体の動きを注意深く観察するのがいい。感情と身体の連動の仕方がわかってくる。それは自分ことが分かるだけではなく、他人のことも敏感になり、自然と相手の動きでその考えがわかるようになってくる。特に、長い付き合いの友人なんかだと癖もあるし、ある程度のパターンがある。
 慣れてくると、言葉を交わす前に考えていることが手に取るようにわかる。そして、自分自身の心の状態もより深く理解できるようになる。
  
 このようなコミュニケーションを「からだことば」とでも言おうか。

  

 

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