フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

質問の種類について

2021年03月11日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

イエスかノーで答える質問を、クローズド・クエスチョンと言います。

たとえば、「食事はしましたか?」という質問です。

相手は「はい」か「いいえ」で答えるしかありません。

この質問が多い人は、相手をコントロールしたいタイプですね。

上司が、そういう質問をした場合、「はい」か「いいえ」のどちらかで答えたほうがよさそうです。

「食べてませんけど、お腹はすいていません」みたいな答えは、

「いいえ」と答えた後に、「じゃあ、食事に行こう」と誘われるのを

あらかじめ先に読んで、食事の誘いを断った答えですが、質問者をいらだたせる結果になります。

これに対して、イエスかノーで答えられない質問を、オープンエンド・クエスチョンと言います。

たとえば、「どういう風に料理したら、こんなにうまくなるんですか?」みたいな質問です。

こういう風に質問されたら、相手は調理方法について自由に語れますね。

この質問は、話の内容がどんどん広がっていきますので、

この質問者はあなたと自由な会話がしたいわけです。

重要なのは、この二つの質問を通して、相手との会話をコントロールできることです。

たとえば、

あんまり親しくはないけれど、ちょっと仲良くなりたい人がいます。

「何か趣味はありますか?」オープン

「釣りが好きですね」

「海釣りは行きますか?」クローズ(質問者は海釣りは行ったことがある)

「はい、行きますよ」

「釣りに葛西臨海公園には行ったことはありますか?」クローズ

「はい、ありますよ」

「えー、そうですか。僕は臨海公園によく釣りに行くんですよ。こんど一緒に行きませんか?」クローズ

「はい、いいですよ」

オープン→クローズ→クローズ→クローズ こんな感じです。

最初に広く網をかけて、引っかかったら、それを絞り込んでいく。


また、相手が質問してきたら、注意深く、その質問の種類に注意すること。

それで相手の質問の意図が読み込めます。

逆に、自分が質問するときは、上手に話題をコントロールしましょう。

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