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遠隔地共同学習と新聞(1)

2013年12月01日 | NIE全般
 情報教育が脚光を浴び、合科的学習、総合学習のあり方が盛んに行われた頃、遠隔地共同学習が各地で行われました。情報教育の学会でも、盛んに報告され、各校にテレビ会議システムが配布されたり、何社かの教科書にも取り上げられたものの、そうした歩みそのものが忘れ去られているようで残念です。同じ轍を踏まないように、当時、私が取り組み、情報教育の学会で発表した取り組みの様子と成果、その問題点を以下に掲げますので、参考にしてくださればと思います。

1997年~ 山形県T小学校と静岡県S小学校が、遠隔地共同学習を行う。
(ねらい)
・寒冷地にある山間部の小規模校と温暖な海岸地域にある大規模校が交流し、互いの視野を広め、学びに深まりと広まりを生み出す。
・教科書だけに頼る授業から、子どもたちが生きている社会そのものを学びの対象とする授業を行う。
・相手に分かりやすく伝えるために、情報の収集、整理、発信等の情報活用能力を養う。
・情報機器の効果的な活用方法を研修し、その成果今後の教育実践に生かす。

(実施教科・領域)
小学校中・高学年 
 社会科「寒い土地の暮らしを調べよう」「暖かい土地の暮らしを調べよう」
 合科的学習「学校自慢をしよう」

(実施内容)
・自分の地域について相手に知らせたいことを調べる。
    ↓
テレビ会議を行い、互いの学校と地域の様子を知り、さらに知りたいことを発表し合う。
    ↓
・相手に分かりやすく情報発信するために、自分の地域について調べ、分かったことを学習新聞にまとめる。
    ↓
テレビ会議で互いの新聞について発表会を行い、意見交流をする。
    ↓
・学んで分かったことを各自がまとめ、相手の学校に送付する。
コメント (3)
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