旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

やきものの町 瀬戸を巡る 名鉄・瀬戸線を完乗!

2020-03-07 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 瀬戸線は名古屋中心部の栄町とやきものの町瀬戸市を結ぶ。
他の路線と接続しない孤立路線は、年配の方からは瀬戸電(せとぜん)と愛称される。

テレビ塔を見上げるオアシス21(栄バスターミナル)、この地下に栄町駅がある。
日曜日とは云え、名古屋一の繁華街栄がこの静けさ、大丈夫なんだろうか。

09:10、尾張瀬戸行き急行に乗車する、っと云っても先行列車を追い越すことはない。
市街地を走る瀬戸線は、東大手までは地下を、その先大曽根までは高架線を走る。
さらに矢田川鉄橋を渡ると、いつしか車窓は静かな住宅街へと変わっていく。

車両基地を隣接し、多くの普通列車が折り返す尾張旭から先は急行も各駅に停車する。
なんとなく上り勾配を感じ始め、やがて右手に瀬戸川が寄り添うと終点の尾張瀬戸だ。

 古い窯道具を使用して築かれた塀や壁が400mも続く「窯垣の小径」は趣のある散歩道。
雑誌やガイドブックにも紹介されるフォトスポットでもある。
季節外れの小径は訪れる人なく、荷車や担ぎ手が往来した昔を想像しながら散策する。

小径を抜けると瀬戸本業窯の登り窯が姿を現す。
傍らには雰囲気のいいカフェがる。時間があればランチをめざして訪ねると良い。

やきものの町を散策した呑み人は、「みそかつレスト サカエ」で冷たいビールを一杯。
アテは "ネギみそかつ"、甘い味噌ダレを山盛の刻みネギが中和して、最後まで美味しい。
栄町から30分、窯元や工房を巡る瀬戸への小さな旅は大人の散歩コースなのだ。

名古屋鉄道・瀬戸線 栄町~尾張瀬戸 20.6km 完乗

Hey Lady 優しくなれるかい / 庄野真代 1980



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