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僕の旅と彼方の友と

旅が好きアマチュア無線が好き、そんな僕の呑気な日々を綴ります。

FT-817と山岳移動 #5

2006年03月09日 21時29分21秒 | 岳人倶楽部
「皇海山」

          「などてすめろぎは人間(ひと)となりたまいし」

                      三島由紀夫「英霊の聲」より

 天皇のことを「すめろぎ」とか「すめらぎ」というふうに呼ばれることもあるのは、かねてより知識として有りました。ですから皇海山を「すかいさん」と読むのに然程に違和感を感じることはありませんでした。
 「皇海山」は群馬県利根郡利根村(2001年7月15日登山当時、現在は沼田市)にある標高2114mある山です。栃木県側から登ると山中一泊となるため、群馬県側からの日帰りの行程をとることにしました。栗原川林道はとんでもない悪路で難儀したのを覚えています。途中、二箇所ほど二叉路があり迷いかけたのですが、たまたま林道管理の車が来て道を尋ねて難無きを得ました。
 登山口には駐車場と立派な公衆トイレがありました。登山道は熊笹が生い茂り、途中から沢づたいの道になり一箇所ロープで登る岩場がありました。この事について後で少し驚くことがありました。
 山頂は狭く廻りは木が生い茂っていて眺望は良くありませんでした。何はともあれ無線を始めようとFT-817を登山リュックから取り出し、2mで運用を開始しました。するとどうでしょう、犬がしかも大形犬が僕の傍に擦りよって来たのです。飼い主の方はいましたが、さっきのロープの岩場をどうやって登って来たのでしょう。それはさておき「君ぃ、僕は無線をやりたいんだけど。」と言ってみましたが、動じませんでした。飼い主の方はニコニコ微笑むばかりでした。
 強行した無線の結果です。
JK1XVP JF1NBA 7M4GOM JE1RAC JA7DFL/1 7M4XLP JA1XLX JI2WUC/2
                          以上各局でした。どうも有難うございました。
 さて、くだんの大形犬の件ですが、ロープの岩場の近くに沢伝いに小路がありロープを使わなくても来れるのでした。下山途中で知りました。

 「春の雪」の映画化もあって三島由紀夫がちょっとしたブームになっている様です。「豊饒の海」、読んだことが無いので今度読んでみようかと思います。
                                          「三国山」へ 

  

          
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