9月11日に「車に無線機を取り付けます」などと書いておきながら、二ヶ月近く経ってしまいました。今日こそ作業を開始します。完成とまではいかないけど・・・。
アイソレーターに配線
先ずは電源の確保からです。車に既設のメインバッテリーの他に、無線機専用のサブバッテリーを設置します。これは、エンジンを切ってノイズを出来るだけ少なくして、かつ長時間運用したいためです。アイソレーターはメインとサブのバッテリーを分離して働かせる事の出来る装置です。二台のバッテリーを並列に繋いだだけですと、長時間使用した場合両方ともあがってしまいます。この装置を取り付けておきますと、サブバッテリーはあがってもメインの方は生きているという状態にする事が出来ます。山道などで無線に夢中になり、バッテリーをあげてしまって帰れないという状態を避ける事が出来ます。
サブバッテリーとアイソレーターの接続
アイソレーターとサブバッテリーを繋げます。アイソレーターへの給電は車の後部シガーライターソッケトから取ります。オルタネーターからの距離が遠くなる為、十分な充電電圧が取れるかどうか心配です。多分無理だと思うので、時々テスターで電圧のチェックをします。降下が大きくなったら家で充電器による充電をする事にします。
アンテナ基台の取り付け
車のボンネットにアンテナの基台を取り付けました。こちらには短波帯のアンテナを取り付けます。とりあえず大まかにやるだけにして、ボンディング等アース関係は後日ということにします。
同軸ケーブルの車室内への引き込み
同軸ケーブル(アンテナケーブル)の引き込みが一番の難題です。エンジンルームから室内に向けて開いてる穴が全く有りません。有っても完璧に埋められています。穴を開けると車体強度に影響が出ると販売店の人に言われています。仕方が無いので、エンジンルームとフェンダーの間の隙間にケーブルを通し、助手席のドアを開けると見える僅かな隙間から室内へ持って来ました。ドアを閉めるとケーブルを挟む格好になりますが、仕方ありません。
エンジンルームへは、ヘッドライトとフェンダーの隙間から引っ張り込みました。ケーブルはUの字になって室内に引き込まれた事になります。
アンテナ基台からは細めのケーブルが来ています。細めにするのはボンネットを開け閉めする時にケーブルや車体を傷めない為です。無線の為だけを考えると良くないのかも知れませんが、仕方ありません。接合部は防水加工して、さらに遊ばないよう結束バンドで車体に締めておきました。
今日の作業はここまで。アンテナを付けて21MHzあたりを聞いてみたところ東南アジアと韓国の局がCQを出しているのが聞こえました。SWRが未調整なので電波は出しませんでした。