中3生でまだ志望校選びが難航している人いませんか?
公立と私立、どっちがいいか迷ってる人もいるでしょう。
そんな時は、最近の大学進学事情もふまえて「高校入学後」のこと、特に大学進学のことを考えてみるとよいでしょう。
ここに、公立・私立の高校のおおよその進学イメージをパターン化してみました。
<公・私立高校の進学イメージパターン>
公立A高校:「大半が国公立大へ。私立?それ大学?って思われてます」
公立B高校:「上位3割くらいが国公立、岐大、三重大が無理なら北見工業大学は?」
公立C高校:「上位1割くらいが国公立大、後は推薦3割、一般7割で私大へ」
私立D高校:「特進コースは国公立大、一般コースは推薦7割、一般3割で私大へ」
私立E高校:「大半が推薦で大学へ、一般組は逆に肩身が狭い」
まず、“自称”進学校と揶揄されながらも、やはり国公立大に強いのは公立高校です。
とはいえ、公立Aのように大半(7~8割)が国公立大を目指す高校は、宿題も多いし定期テストも激ムズです。
真ん中以上の成績を残していれば、それなりに希望通りの国公立大を目指せますが、
そうでない場合は、よっぽど覚悟を決めてないと大変です。
下位3分の1くらいの成績の場合は、ギリギリまで国公立を目指すか、
途中であきらめて私大を目指すか、どこかで決断を迫られます。
公立Bも程度の差こそあれ、ある程度(この場合は上位3分の1以上)の成績を残してないと国公立大は難しいでしょう。
ただ、このような高校は3年生の時に、
文系私大か文系国公立大など進路に応じてコース分けしているところが多いので、
コース選択さえミスしなければ、ぴったりな高校選びとなるかもしれません。
ただし、そこそこの成績を残している子には、
「北見工業大学」とか希望してもないのに受かりそうな地方の国公立大を進めてくるので、
甘い誘いには乗らない芯の強さが必要です。
公立Cが、正直判断が分かれるところです。
上位1割以内に入れるなら、国公立大も目指せるでしょう。
問題は、がんばっても真ん中位の成績しかとれない場合です。
その場合は、自力で私大を目指すことになります。
公立高校の場合、推薦で大学に入るのは「悪」みたいな風潮があります。
公立Cみたいな高校には、そうでないところもなくはないですが、
公立Bだと、指定校の一覧を掲示して、10分後には撤去して「なかったこと」にするところあるくらいです。
公立Aにいたっては、私大の「し」の字も口に出せないほどです。
当然、「大学への推薦なんかこの高校にはないと思え」と言われます。
一方、私立Dは上位1割くらいが国公立大を目指し、残り9割くらいが私大を目指します。
とはいえ、私立高校の場合は、高校受験の時点で「特進」と「一般」とコース分けているケースがほとんどです。
十分な力があって特進コースへ入るなら問題はないですが、そうでない場合は大変です。
公立の場合は、2年生や、3年生の進学時に進路や習熟度に応じてコースを選べますが、
私立はよっぽどのことがない限り途中での変更はできません(というか現実的にたぶん無理です)。
また、一般コースへ入った場合、「あまり勉強する雰囲気にない」ことは覚悟しましょう。
これは私立高校の多くが名古屋市内など、通学に時間がかかる高校が多いため、
大量の課題を出したり遅くまで補習をしたりといったことがなかなかできないからです。
そもそも、名古屋の高校は公立・私立問わず、勉強面でゆるい傾向にあります。
公立の“自称”進学校のように、勉強面で苦労しない反面、上位大学へ進学する学力は期待できません。
たとえ高校受験でのボーダーが、私立D>公立Bであっても、
高校入学後の学力は私立D<公立Bと逆転されるケースが少なくないので注意が必要です。
最後に、私立Eですが、指定校や公募などを積極的に活用してくれるので、正直、大学進学は楽です。
ただし、私立D以上に勉強面でゆるいので、中堅大以上の大学への進学は独学でがんばる以外、難しくなります。
3年後のこの時期は、大半の子がもう合格を決めているので、
「ディズニーいつ行く?」
みたいな会話をしているクラスメイトを横目に、
最後まで受験勉強をがんばれる子じゃないと、正直、モチベーションが維持できません。
以上、5つのパターンにわけて考えてみました。
わが子の学力に見合った志望校選びが大切ですので、お役に立てれば幸いです。
勉強のやり方がわかる!中学生からの最強のノート術(ナツメ出版)

■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます
公立と私立、どっちがいいか迷ってる人もいるでしょう。
そんな時は、最近の大学進学事情もふまえて「高校入学後」のこと、特に大学進学のことを考えてみるとよいでしょう。
ここに、公立・私立の高校のおおよその進学イメージをパターン化してみました。
<公・私立高校の進学イメージパターン>
公立A高校:「大半が国公立大へ。私立?それ大学?って思われてます」
公立B高校:「上位3割くらいが国公立、岐大、三重大が無理なら北見工業大学は?」
公立C高校:「上位1割くらいが国公立大、後は推薦3割、一般7割で私大へ」
私立D高校:「特進コースは国公立大、一般コースは推薦7割、一般3割で私大へ」
私立E高校:「大半が推薦で大学へ、一般組は逆に肩身が狭い」
まず、“自称”進学校と揶揄されながらも、やはり国公立大に強いのは公立高校です。
とはいえ、公立Aのように大半(7~8割)が国公立大を目指す高校は、宿題も多いし定期テストも激ムズです。
真ん中以上の成績を残していれば、それなりに希望通りの国公立大を目指せますが、
そうでない場合は、よっぽど覚悟を決めてないと大変です。
下位3分の1くらいの成績の場合は、ギリギリまで国公立を目指すか、
途中であきらめて私大を目指すか、どこかで決断を迫られます。
公立Bも程度の差こそあれ、ある程度(この場合は上位3分の1以上)の成績を残してないと国公立大は難しいでしょう。
ただ、このような高校は3年生の時に、
文系私大か文系国公立大など進路に応じてコース分けしているところが多いので、
コース選択さえミスしなければ、ぴったりな高校選びとなるかもしれません。
ただし、そこそこの成績を残している子には、
「北見工業大学」とか希望してもないのに受かりそうな地方の国公立大を進めてくるので、
甘い誘いには乗らない芯の強さが必要です。
公立Cが、正直判断が分かれるところです。
上位1割以内に入れるなら、国公立大も目指せるでしょう。
問題は、がんばっても真ん中位の成績しかとれない場合です。
その場合は、自力で私大を目指すことになります。
公立高校の場合、推薦で大学に入るのは「悪」みたいな風潮があります。
公立Cみたいな高校には、そうでないところもなくはないですが、
公立Bだと、指定校の一覧を掲示して、10分後には撤去して「なかったこと」にするところあるくらいです。
公立Aにいたっては、私大の「し」の字も口に出せないほどです。
当然、「大学への推薦なんかこの高校にはないと思え」と言われます。
一方、私立Dは上位1割くらいが国公立大を目指し、残り9割くらいが私大を目指します。
とはいえ、私立高校の場合は、高校受験の時点で「特進」と「一般」とコース分けているケースがほとんどです。
十分な力があって特進コースへ入るなら問題はないですが、そうでない場合は大変です。
公立の場合は、2年生や、3年生の進学時に進路や習熟度に応じてコースを選べますが、
私立はよっぽどのことがない限り途中での変更はできません(というか現実的にたぶん無理です)。
また、一般コースへ入った場合、「あまり勉強する雰囲気にない」ことは覚悟しましょう。
これは私立高校の多くが名古屋市内など、通学に時間がかかる高校が多いため、
大量の課題を出したり遅くまで補習をしたりといったことがなかなかできないからです。
そもそも、名古屋の高校は公立・私立問わず、勉強面でゆるい傾向にあります。
公立の“自称”進学校のように、勉強面で苦労しない反面、上位大学へ進学する学力は期待できません。
たとえ高校受験でのボーダーが、私立D>公立Bであっても、
高校入学後の学力は私立D<公立Bと逆転されるケースが少なくないので注意が必要です。
最後に、私立Eですが、指定校や公募などを積極的に活用してくれるので、正直、大学進学は楽です。
ただし、私立D以上に勉強面でゆるいので、中堅大以上の大学への進学は独学でがんばる以外、難しくなります。
3年後のこの時期は、大半の子がもう合格を決めているので、
「ディズニーいつ行く?」
みたいな会話をしているクラスメイトを横目に、
最後まで受験勉強をがんばれる子じゃないと、正直、モチベーションが維持できません。
以上、5つのパターンにわけて考えてみました。
わが子の学力に見合った志望校選びが大切ですので、お役に立てれば幸いです。
勉強のやり方がわかる!中学生からの最強のノート術(ナツメ出版)

■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます