江南の塾【ネクサス】勉強のやり方専門塾:小中高生対象の個別+思考型指導のハイブリッド進学塾

【87.8%が偏差値10以上アップ】少人数クラスで「授業を受ける」→「問題を解く」→「間違いを直す」→「わけを説明」

飛躍的に学力が伸びる子は2段ロケットを持っている!「テストのふり返り」

2019年07月08日 | お知らせ
勉強のやり方専門塾の伊藤です。

今回は、飛躍的に成績がアップする子は「2段ロケット」を持っているというお話です。

1.テスト前に集中して勉強したことで成績が上がるロケット
2.テスト後に自分が間違えた問題をふり返ることで成績が上がるロケット

1段目のロケットはたいていどの塾でも装着させてくれます。だって、単純に勉強する時間が増えれば成績は上がりますから。

問題は2段目のロケットです。こればかりは、勉強をやらせているうちは身につきません。

例えば、中2の数学の等式の変形。

基本は、まず、分母をはらい、整数の方程式にします。

次に、()をはずします。

ここまでやって移項をしないとほぼ確実にまちがえます。

両辺にかける、()をはずす、移項という複数の作業を1度にやれば、そりゃまちがえます

早く答えを出したいだけだから、多少雑になろうと、すぐに答えを求めるという姿勢がミスの元です。

実際、ほとんどの子がまちがえています。

テストでは、正しい答えを出すことよりも、早く間違った答えを出すことの方が大事なはずがありません。

目先の問題にとらわれるあまり、正解を出すということがおろそかになっている証拠です。

テスト前にそういう心構えで、宿題をやったり勉強をしたりしたでしょうか。

次に、英語です。

相変わらず、

I was buy Alex a bag.

とか書いてます。

基本的に、be動詞と一般動詞が同時にくることはありません。

買う→buy

買った→bought

買っています→am/are/is + buying

買っていました→was/were + buying

これらの違いをテスト前におさらいしたでしょうか。

三単現のsのつけ忘れ、How many ~s という表現など、テストに出る問題を予測して、対策をしたでしょうか。

国語では、三大随筆の一つ、枕草子が書かれた時期を答える問題が出題されました。

出るわ出るわ「室町時代」「鎌倉時代」とかいう適当すぎる答え。

「春はあけぼの~」って枕草子を習ったんだから、作られた時期まで出るだろうと予測することが大切です。

っていうか、出るよって言いましたよ(笑)。作者と書かれた時期。

ちなみに、三大随筆は、

・枕草子:平安時代
・方丈記:鎌倉時代
・徒然草:鎌倉時代

と、枕草子だけ平安時代で、あとは鎌倉時代と覚えれば簡単です。

ところが、それすら言われないとやってない。いえ、言われてもやってない。


これらすべてを2段ロケットのつもりで身につけようとしない限り、2段目の成績アップは望めません。

これは塾で強制するかという問題ではなく、本人の意思の問題です。心構えです。つまりは成長マインドセットです。

少し説教っぽくなってしまいましたが、教科によっては成長も見られます。

理科の化学反応式です。

2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2
「双子のなほこさん、熱くてなつこさんに変身して水飲み過ぎてゲップした」

という語呂をしっかり覚えて、テストで見事、正解した子が何人かいました。

自分で語呂を作れというレベルまでは要求しませんが、テストにこれが出ると予測して、それに対して対策(=どうしたら覚えられるか考える)をすることが真の勉強する力です。

今回、それができた子がいたので少し安心です。

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全国学力テストの結果からわかる「家庭学習の大切さ」

2019年07月02日 | ニュース・記事
8月初めに2018年度の全国学力テストの結果が発表されました。

2017年から、政令指定都市の結果も公表されることになりましたが、気になる愛知県や名古屋市の結果はどうなのでしょうか。

独自に結果を分析してみたところ、興味深い傾向を見つけました。

「家庭学習の取組として,児童に家庭での学習方法等を具体例を挙げながら教えるようにしましたか」という質問に、「よく行っている」と答えた割合の高い自治体ほど、学力テストの結果が良いということです。



まず、小学校です。

横軸に「よく行っている」割合、縦軸に国語Aの得点を分布したのが図1Aです。

愛知県は、何とどちらもドベです(ついで、8.20日現在ドラゴンズもドベです)。

政令市の結果は図2Aです。



名古屋市はドベ2です。

笑い事ではありませんが、愛知の教育は最低です。

次に、中学校です。

愛知県は、ドベは脱出ですが、やはり「家庭での学習方法等を具体例を挙げながら教えるようにしましたか」という項目はかなり低いです。



次に、名古屋市ですが、こちらはいくぶん改善されているように見えますが、全体的に10ポイントずれているので、愛知県の結果とほとんどかわりません。



総じて、家庭学習(宿題)についての学校からの指示が「やっつけ仕事」なのは相変わらずで、その割には中学校は小学校に比べ、点数はちょっとだけマシになります。

おそらくこれは、愛知県の厳しい高校入試が関係していると思われます。

1点刻みで高校の志望校がランク付けできるのは、全国広しと言えども愛知県くらいです。

とはいえ、高校受験の時(中学生になってから)にかんばればいいというのでは手遅れです。

小学生の間から、家庭でも勉強の仕方を工夫する必要があることが、この結果からもわかりますね。


勉強のやり方専門塾では、そういう勉強のやり方に重きを置いて、指導をしています。
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