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小6の2人に1人が三角形の面積が求められない?!(全国学テからわかる学力格差)

2021年09月12日 | ニュース・記事
ネクサスの伊藤です。

先日、2021年度の全国学力テストの結果が返ってきました。

新聞発表もそこそこでしたが、実は結果をよく見てみると、意外な学力格差が明らかになっています。

それが次のような三角形の面積を求める問題の正答率です。

■小6の2人に1人が三角形の面積が求められない

<2021年全国学力テスト小6の問題2(1)「直角三角形の問題を求める問題」>

おどろいたことに、全国平均は55.1%しかありませんでした。実に、2人に1人が三角形の面積が求められなかったのです。

愛知の小6の正答率は6割ちょっとです。全国的にはまずまずですが、これは裏を返せば3人に1人が三角形の面積すら満足に求められないということ。

そういう子は中学校に進学したら確実につまずきます。

底辺と高さ以外の数字が書かれた問題になるととたんに面積が求められなくなる子が多くなることは、ずっと前からわかっていました。

どれが底辺でどれが高さかわかっていないからです。

教科書の例題だと、どれが底辺でどれが高さかわからなくても、書いてある数字を掛けて2で割れば面積が求められます。

つまり、図に書いてある数字を掛けて2でわれば答えが出せてしまうのです。

三角形の面積の公式をよく理解せずに過ごしてきた子は、このような問題で「わかっていない」ということが発覚します。

そして、こうしたつまずきが自治体間での学力格差となって現れていることが、今回の調査で明らかになりました。



横軸に三角形の問題の正答率、縦軸に学力テストの算数の平均点を取ってみると、見事の正の相関のある分布になります。

これは三角形の面積を求める問題の正答率が高い自治体ほど学力テストの算数の平均点が高いことを意味しています。

それもそのはず。底辺とか高さ、三角形の面積の公式、そして、どれが底辺でどれが高さかといったことまで、丁寧に教えている自治体は学力が高いのは当たり前です。

逆に、「どれが底辺でどれが高さか」といったきわめて基本的なことを教師が教えず、「○○スタンダード」とか「○○スタイル」といった子ども中心の活動や発表型の授業をやっている自治体ほど学力が低いのです。

基本的な問題を丁寧に教えてくれる自治体は学力が高い。

今回の学力テストでは、このような自治体の学力格差がより鮮明になったと言えます。

6年生で学力テストの結果を受け取った人はこの問題が合っていたかどうかを確認してみてください。

ネクサスは、主に江南高校、一宮南高校の高校生と、そこを目指す小中学生が通っています。江南市では、西部中、布袋中、古知野中、古知野西小、古知野南小、布袋小、布袋北小、一宮市では千秋中、西成中、一宮南部中、大口町では大口中の生徒が通っています。


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