白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―ハーブ野菜の新ポット栽培ー

2015年07月20日 | NPP

7月も下旬に入って関東地方の梅雨明けも決まったらしく、これからは更に連日30度以上の炎暑が続くと思うと年寄の身に応えます。

昔と違って、真夏が一段と高温となるベランダ―でのプランター栽培、極暑では殆ど育たつ野菜は無く、涼しくなる迄当分はお預けです。

7-8月は秋野菜の種を蒔いて苗を育てる時期ですが、今さらキャベツやブロッコリーの新プランター栽培では余り面白味が無く、何か少し趣を変えた野菜を育てられないかと考え倦んで居ます。

唯、今年の春から始めたマイクログリーンポット栽培の香草類ですが、夏に向かっての此の暑さに殆ど干上がって仕舞いましたが、それでも残ってしっかり頑張って居る「スイートバジル」と「オランダパセリー」があり、その姿を一寸お見せ致します。

 

―新ポット栽培の「スイートバジル」ー

新プランター栽培は水耕栽培のバリエーションの一種ですから、土壌を全く使わない清潔な養液ポット栽培では摘み取って生の儘利用するのには打ってつけであり、その上、一般の容器栽培と違って栽培する植物の大きさに合わせて、更にポットを小さくする事が容易であり、それでも良く育つ事が分かりました。

日常での料理の中で、目の前の栽培ポットから手作りの香草を摘まんで、いつでも添えるようにする等、アイデアとして申し分無いと思いますが、日が当たると当たらないでは育ちが大違いであり、矢張り外に出す必要があるのですが、炎暑の中での毎日の水遣りは結構大変な事になります。それを知ったら、多分何方も 「そんな面倒な事は結構です」と断られるかと想像致します。

それに料理用にと香草をわざわざ育てて日常的に利用する等は一般に無い習慣であり、「キッチンハーブの水耕ポット栽培」と言いっても、誰もが関心を抱く話では無いのも確かです。

 

―ハーブ1式、並べて見れば立派です!-WebImagePhotoesより

固より此のハーブ栽培、薦める積りも有りませんが、もし、香草類を身近で育てて自給する様なポット栽培をお考えの方が居ましたら、何が問題と言えば、先ず面倒な水遣りの手間であり、それが省ける事は請け合いです。

そんな事よりも今の世の中、多忙と言うよりも矢鱈に複雑な事が多すぎて、何かに付けて先の見透せない不安の募るストレス社会です。

多くの方が心身共に疲れて余裕を失くし、何か薦めても新たにしなくてはならない事が増えるのは、更なるストレスの上乗せと成り兼ねず、大概の方が遠慮するのがオチであり、少しでも面倒な事は先ず避けたいと思うのが本音でしょう。

 一方増えている高齢者の多くは便利な生活に慣れ過ぎて自助努力を忘れ仕舞い、老いる事の苦難が一番のストレスであり、その反動が無気力で何もしたくなくなる怠惰な生活習慣の発現です。それを周囲が面倒を見る介護社会が此の儘常態化すれば、当然益々増えるのが年寄りの身体能力の低下と共に脳機能の退化であり、この先5人に一人が認知症と言う時代予測、恐ろしいと言うよりも呆れてものが言えません。

 

屋内栽培用のハーブ1式―WebImagePhotoesより

其処で先ず、園芸マニア爺さんが見せしたいのは、オランダパセリ‐の「パラマウント」と「イタリアンスイートバジル」の葉を端からむしっても、一向に衰えず黙って伸びる姿であり、それに何よりな簡易給液方式が効を奏して殆ど放って置ける便利な栽培法です。

これならば、大した場所も取らずに様々な香草類が簡単に育てられるようになり、種まきの必要の無い宿根草のハーブ野菜として、三つ葉や芹、大葉ニラ、アップルミントやレモンバーム等、横着者向けハーブ栽培が歓迎される事になりそうです。

尤も、そんな一人善がりな話等、ストレス社会にあって、園芸等には無縁で多忙な現役世代の方々や気力を失くして怠惰な生活習慣が身に付いてしまった高齢者には理解の他かも知れません。

 それはそれで扨て置いて、園芸セラピー効果でも優れていて、欧米から入って来ての趣味の園芸から特化したのがハーブ栽培であり、背景となる食文化の違いはありますが、日本独自の香草類や香辛野菜を中心にした栽培が、其の趣は異って居ても、一般にもっと広がって然りと思います。

ハーブ栽培は、より多くの多彩なハーブと呼ばれる野草類を育てる事に興味の中心があり、其の範疇は大変広く、一般に香草や香辛類、薬草等がハーブとされていますが、人にとって有益な植物として、様々な形で利用されて来た野生の植物類すべてが含まれていて、其の中で選別育成されて特化されたものが野菜であります。 

そして、野草として自然の形で残されて、様々な形で利用して来た有益な植物を指して全てハーブとされていると理解致します。

其の意味でも、園芸栽培の原点となる香草類や香辛野菜のポット栽培、見直す機会になればと願って居ます。

 

―新ポット栽培で育てるセリもハーブ栽培の魅力―

香りや辛味、苦味等の風味を楽しむために少量が料理に添えられるのが 「キッチンハーブ」でしょうが、園芸栽培品種では、実利的な自給目的やその用途をはっきり考慮しているとは必ずしも言えず、身近な日常生活の中で、もっと簡易なハーブの自給栽培と言う発想が、日本では育っていないのが現状です。

言い換えれば、ハーブ栽培は園芸ジャンルの一つとする捉え方が強く、身近な食材としてのハーブ(香草)の自給自足が、食文化の違いもあって、日本では、一般に広く普及する以前の状態にあり、これからの園芸文化の対象になるかも知れません。

 これは、ハーブ栽培が園芸文化として普及して来た欧米と異なる日本の気候風土や食文化の違いであり、日本食の中で利用される薬味や香草等はその数が極めて限られての利用であったと言う事です。

ハーブは植物療法というヨーロッパの伝統医療の一つであり、ある意味では薬であって、東洋医学での漢方薬も亦、多くは植物から抽出されたものであり、ヨーロッパで言ったらハーブに相当すると言います。

しかし、ハーブは、食べる「香草」以外に、薬草や香辛料・染料植物(セイヨウアカネ等)に加え一部観葉植物で、先に取り上げた「チェリーセージ ホットリップス」等今では食べるための利用ではなく、見て楽しむような方向に品種改良が行われているものを含んでいます。

―新ポット栽培で種から育てたオランダパセリ‐―

尚、此の栽培ポット法、市販5号プラポットにペット給水皿の組合わせて専用培地材を利用するのですが、原価的には極めて少額で済みます。唯、問題なのは適正な養液肥料の入手です。

此の「放って置けハーブ栽培」お試しあれと言いたいところですが、現代病でお疲れの多くの皆さんや気力の失せたお年寄りの方々には、意味は如何あれ、無視される如何でも良い話かも知れません。重ねて申しますが、誰にも決してお薦めする積りはありません。

ブログランキング ブログコミュニティ にほんブログ村

 家庭菜園(プランター菜園) - 花ブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿