きょう午後1時から3時まで、青年文化センターコンサートホールにて「九州交響楽団 ふれあいコンサート」があり、夫婦で行って来ました。
ローム・被災地支援コンサート
音楽でつなぐ絆
先々週か、テレビで九州交響楽団が仙台で被災地支援コンサートを開くということ、詳しくは九響のホームページを見てくださいというお知らせを見たので、さっそく九響のHPを開いて申し込んだわけです。 パソコンからの申込ではなく、Faxというのが辛かったのですが、申込用紙を出力して必要枚数や住所・氏名等を記入してコンビニから送信しました。
入場整理券を心待ちにしていたのですが、なかなか届かず、そのうち九響のHPでは ”申込を締め切りました” という記事が掲載されていたので無理かと諦めていたところ、24日になって入場整理券が2枚届きました。
青年文化センターのコンサートホールはここ2年間毎度お馴染みの会場となっています。 パンフレットです。
九州交響楽団のフルメンバーではなかったですが、結構迫力がある演奏でした。 やはり生演奏はいいです。 しかもコンサートの専門の会場ですから音響設備も申し分ありません。 実質1時間40分くらいですか、楽しんできました。
曲目は、一部と二部に分かれていまして、一部ではクラシックを、二部では民謡や日本と世界のふるさとの歌、という構成となっていました。
去年から何度も聞いてきた J.S.バッハの『G線上のアリア』、はじめて生演奏で聞きましたが、本当に琴線に触れる、こころにしみこんでくるいい旋律ですね。こみ上げてくるものを抑えながら聞いていました。
ベートーベンの交響曲第5番「運命」、第一楽章だけだったですが、これでもかこれでもかと訴えてくるものがありました。
そして、すごいと感動、感嘆したのが、若き天才ヴァイオリニスト”郷古 廉(すなお)”さんです。 個人的にはこれが超絶技法?かなと思ったりして聞きほれていましたが、よくもあんなに早く左手を動かし、それと連動して右手の弓を動かせるものです。
しかも、楽団のヴァイオリニストはすべからく顔を左手付近に向けているのですが、彼は全く手を見ません。見ないというか、顔とヴァイオリンが別々の方向を向いています。顔は観客の方を向いている感じです。
ソロで参加したのが、ベートーベンのロマンス第2番ヘ長調 と サン=サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソ の2曲です。
背の高い、細い青年です。20歳になったかならないかの年齢で、現在ウイ-ンにて研鑽に励んでいるとのことです。 実はかれがまだ中学1年生の頃か、ある小学校の社会学級のコンサートで彼の演奏を聴いたことがあります。 ピアノの先生とヴァイオリンのデュエットでしたが、その頃すでに青少年国際ヴァイオリンコンサートジュニア部門で第一位になっていたのですね。 上手いはずです。
その時一番感心したのは、かつ驚いたのは、演奏後ヴァイオリンの弦が1本切れてしまったので3本で弾いたといわれたときです。 そんなことができるのか!?びっくりです。 聴いているほうはまったく分かりませんでした。 実力がつけばそういうことも可能ということでしょうか。
もっともっと実力をつけて全世界を相手に活躍して行って欲しいものです。
第2部で演奏した「我は海の子」ですが、これをバロック風にアレンジして演奏しました。 そういうこともできるんですね。 まったく雰囲気が変わってしまいますが、それでも「我は海の子」なのです。
素晴らしいひとときを過ごさせていただき感謝です。 わざわざ福岡から来てくれました。ありがたいことです。