鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

今度こそ、仙台フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会

2015-12-25 14:03:40 | お知らせ

 (きのうは失礼いたしました。)

 今午後2時過ぎたばかりで、NHKFM放送を聴いています。 何となんとナントきょうは近衛秀麿の音楽を取り上げています。 近衛秀麿と言えば、このめNHKBSだったかな、テレビで見て目が離せなくなったことがありました。 近衛文麿は実の兄です。

 戦前戦中にこような素晴らしい日本人の国際的な指揮者がいたという事実に驚くばかりでした。たしかベルリンフィルも指揮したはずです。 そして彼はユダヤ人の救出にも関わっていたようなのにはさらにびっくりしました。 外交官の杉原千畝だけではなかったのですね。

 彼の指揮した音楽を聴きながらこのブログを書いています。幸せですね。 もう今年も今日を入れて1週間でおしまいです。

 

 そしてきょうはクリスマスですか。 午前中に我妻がデコレーションケーキを買ってきました。もちろん小さいケーキです。いつもはショートケーキが主でしたから、今年はちょっと違うかな。

         

 それにしても今年もあと1週間というのに、この天気の変わりようはなんでしょうか。 午前10時30分過ぎ頃は曇天、雲が多く冬空という感じでしたが、午後になってからは一転して陽射しも出て明るく眩しささえ感じるようになってきました。

                           

        

 もっともあしたから特に日曜日と月曜日はかなりひえこみが厳しいようです。冬らしい天気ということになります。 

  

 まだ年賀状は一枚も書いていません。年賀状の裏面も全く手付かずの状態です。どうしましょうか? 来た人にだけ出すというのも一つの方法でしょうが、年に1回くらいは、普段行き来していない人に近況報告を兼ねて出すというのもそれなりに価値はあることだとは思います。

              

 枕が長くなってしまいました。きのう書こうとして書いたものの、画面から消えてしまった仙フィルの特別演奏会について書こうかなと思っています。

 23日の演奏会が終わったあとの打ち上げ会はさぞかし楽しかったことでしょうね。過去5年間の自分の経験からそう断言してもいいと思います。 長い緊張感から開放された安堵感と喜び、何といってもやったあーという達成感、それらが織り交じっての中での打ち上げ会ですから、盛り上がらないはずがありません。

 ましてや男性はそれでなくても数が少ないのですから、女性陣の中で目立つし、少しはモテるというか大事にされます。 完敗ならぬ乾杯後のよく冷えた生ビールはさぞかし美味しかったことでしょう。 みんなの気持ちが一つになった貸し切り会場、雰囲気がさらに興奮を盛り立ててくれます。

 きのうの4回目の忘年会も2時間強ですが、大変話しにお酒に盛り上がり、サークルとしてのまとまりがより一層強くなったような気がしました。 おかげでこっちはすっかり酔ってしまいましたが。サケは好きですが、アルコールに弱いのは致し方ありません。

              (昨夜の名掛丁のイルミネーションです。)

        

 23日は午後3時から演奏開始ということでしたが、実際は3時6分頃からのスタートとなりました。私の右隣の3席はずーと空いていたのですが、3時過ぎに3人の家族連れがやってきました。 

 席は狭いのです。イズミティ21の大ホールですが、肩身を狭くしてきちんと座っていないと左右の人に迷惑をかけることになります。これは旧県民会館(東京エレクトロンホール)も狭いですね。 足元には余裕なし。中の席に入ってしまうと、そこから出たり入ったりするのは大変に勇気のいることとなります。完全に迷惑をかけることになってしまいますから。

  それでいて客席はせいぜい1400から1500席という少ない客席で、恥ずかしいとさえ思ってしまいます。もっと県も市も大きなホールの建設に前向きになるべきです。 土木工事ばかりではなくもっと文化施設にお金を使ってもらいたい。

 2000席のホールの建設を目指すべく運動体は出来上がりました。 『楽都・仙台に復興祈念”2千席規模の音楽ホール”を!市民会議』です。今年の9月8日に立ち上げたようです。 学都であり楽都を標榜するならば、是非とも仙台市内に大き目なホールの建設を願うものです。 

 そのときは当然足下にも十分な余裕を持たせてほしいです。今の映画館は席がとても立派なものになっていますので、せめて映画館くらいの席で、2000席以上のホールができたら、また市民合唱団に応募しようかななんて考えたりして・・・・。

             

 最初はベートーベンの エグモント序曲 の演奏でした。15分弱くらいの演奏でした。 そしていよいよベートーベン 交響曲第九番ニ短調 のスタートです。 と書きましたが、あれっと思いました。 合唱団が入って来ないのです。

 楽団員と指揮者が揃いましたが、肝心の?合唱団がステージに入って来ない。 そうかこれは途中から、多分第3楽章の前に入場するのだなと思いました。 去年までですと、合唱団も最初からステージに入場し並びました。10人弱(「せんくら」もありましたから)の指揮者のもとで、演奏しましたが初めてのことです。

 そしてやはり第3楽章に入る前に合唱団と4人のソリストが入場してきました。合唱団は上手と下手から壇上に上がります。去年までですと、上手からはバスとアルトが、下手からはテノールとソプラノが上がります、上の方から順に。

 しかし、今回はいつもは合唱団の中央に位置していた男性陣(テノールとバス)は上手からの入場でした。 それでなくても少ない男性陣が片隅に追いやられたかのように、天邪鬼な私は感じてしまった次第です。 これもマエストロ(指揮者)のお考えでしょうから、致し方ございません。

 ここで思い出されるのが、山田和樹マエストロです。36歳という若い指揮者で、「せんくら」のときの指揮者でしたが、このときはナントなんと何と 子どもたちとの合唱 でした。 それも我々大人の合唱団は、4つのパート毎に分かれるのではなくて、ものの見事にシャッフルされての合唱となりました。

 正直このときは不安でしたね。 何しろ合唱団にはいってからは、歌に自信のない人は一番前に来て後ろからの歌に耳を傾けて歌いなさいと指導され、それを頑なに守ってきた私ですので不安心配になるのは当たり前です。 その時はまわりをソプラノとアルトに取り囲まれ、少し後ろに男性がいましたがその人はバス担当でした。いやあほんとに辛かったですね。高音担当のソプラノには圧倒されますから。何とか歌えましたが、冷や汗ものでした。今となってはとても貴重な経験であり、思い出となっていますが。

 そして発音も、「劇場用の発音」ではなく、舌を巻きませんでした。 「er 」は巻き舌ではなかったです。私もそれは5年間の間に両方で歌っていましたので、そんなに違和感はなかったのですが、個人的には巻き舌での発音の方が好きです。昔のドイツ語のような気がします。 

 例として、”schöner(美しい)”の場合、カタカナで書くと 「シェーネル(巻き舌)」か「シェーナー」の違いですね。 厳密には ö の発音は日本語にはありません。

 

 今回の演奏会には忘れないで双眼鏡を持って行きました。合唱団のかつての友達の顔をじっくりと見たくて。 テノールにはたくさんの友達がいます。ひとり一人のかを懐かしい気持ちでゆっくりと見ていきます。 

 ああ、元気に歌っているな、変わらないなあ、なんて思いながら双眼鏡で姿を追います。いつもすぐそば、隣で練習していた人がいるのですが、隣ではどんな口の形をして歌っているのか分かりませんでしたが、あらためて双眼鏡で歌っている口元を見ると、へえ~そうだったんだと変な関心をしたりもしました。  あらためて私の口の開け方は小さかったのだなと思った次第です。淳一先生からは口を酸っぱくして口を盾に大きく開けて歌えと言われ続けたのですが、とうとうそうはならなかったようです。

 

 肝心の合唱の出来についてはあれこれ言える立場にはありません。人数は少なくてもテノールの声は聞こえていましたし、ついついわたしも声には出しませんでしたが、クチパクで歌いながら見ていました、聞いていました。 歌詞も旋律もまだ覚えていますし、死ぬまで忘れないようにしていきたいとおもっています。折角憶えたのですから。

 合唱団はパンフによると、全体で185人です。 ソプラノが57人、アルトが74人、それに対してテノールは23人で、バスが31人でした。 男性陣の割合は29.2%、テノールだけでは12.4%となります。 男女比40:60くらいで歌えたらどうなるのでしょうか?!もっともっと深みのあるより高いところで調和した合唱になるのではないかなんて夢想したりして・・・・。

 

 この写真は2014年12月20日のコンサートのものです。 今回はイズミティ21が会場で、ステージではこの写真のような左右で斜めに並ぶということはありませんでした。

 長くなりました。どうしても冗長になってしまいます。お付き合いくださり感謝します。

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