きょうの仙台(に限らず)は暑いくらいの陽気、26度を超えて夏日でした。 こんなに眩しい天気は久し振りかも。
本当は24日に行くつもりだったのですが、腰の状態が思わしくなく延期にしていました、山形県の山寺行、きょう行ってきました。
「立石寺根本中堂御本尊薬師如来御開帳」 これがきょうでお仕舞なのです。4月27日からきょう5月31日まで、50年に1回しか開帳しない立石寺根本中堂御本尊薬師如来、もう生きている間は見られないだろうから行ってみようかと思った次第。
山寺にはちょうど30年前に1回行っています。 兄弟とその子どもたちと一緒にいきました。 家の奥さんは、その時はちょうど次男がお腹の中に入っていて、身重な体での参拝となったのですが、ちゃんと最後まで歩きとおしました。 女は強い、逞しい。
女は逞しいと言えば、行きのJRの中のことです。 通路を挟んで反対側のおばちゃんたち3人組、その前の若い女性の二人組、暇だから何回もめをやったりしたのですが、彼女らは仙台から山寺までの50分間(実際はその15分くらい前から)しゃべりっぱなしでした。 改めて女はすごいなと実感した次第です。 男同士だったらこうはいかないだろうし、我々夫婦の会話は二言三言くらい。あとは窓外の景色を眺めたり、目をつぶって瞑想に耽ったり、おばちゃんたちの様子をうかがっていたり、そんなことをして時間をつぶしました。 なんでそんなに笑い転げるくらいの話題があるのだろうか??不思議です。不可解です、男からすると女は・・・・・。
山寺のプラットホームからみた山寺です。
橋を渡って歩いていくと、行列が目に入りました。 もしかして、もしかして?と不吉な予感。 そうなのです、薬師如来を拝むために、炎天下におとなしく並んでいるのです。 「ここが最後列」という立札を持った警備員がいます。 彼が言うには1時間は待たなければならないようでしたので、あきらめました。並ぶことはせずに、「奥之院」を目指すことにしました。
根本中堂はすぐ近くにあります。というか一番手前にあります。 そこの順番待ちの状態です。
根本中堂は、平安時代に創建され、ブナ材の建築物としては日本最古とされているそうです。天台宗の道場となっています。
人ごみから逃れて、と言いたいところですが、どこも人でいっぱいでした。 観光バスもたくさん来ていましたし。
こけし塚が目に入りました。
そしてかの有名なお二人、芭蕉と曽良です。 曽良の方が立派に?見えます。
こういうのもありました。 せみ塚 です。 立石寺と言えば、芭蕉と蝉ですよね。
30年前はもっとかくしゃくと歩いたような気がするのですが、足に疲れが来ます。 太ももの筋肉が疲労しています。 情けない。 家の奥さんはスイスイと先を行きます。(こちらは写真を撮りながら歩いたということもありますが)
ようやく見えてきました、奥之院 です。 右側
中の様子です。 御神体というのでしょうか。
奥之院からの眺めです。
帰りちょっと右側にそれると修験僧の修行の場所(?)があります。
中からの眺めは最高です。
でも残念なことにいたずら書きが多いのです。 国指定重要文化財なのですが。
部分的にアップすると、こんな具合です。 (つい最近エジプトでも中国人の落書きがありました)
そして最後はここにもいたのです、堂々たる生き物が。 人が往復する階段です。 そこにどっしりと構えて寝ています。 薬師如来に守られているという安心感がそうさせるのか?どうか。
私が行ったのは11日でしたがその時はほとんど待たずに拝観する事が出来ました。
その代りというかお砂踏みは行こうと思いましたが前売り券も売り切れ、当日券はほとんどなしと云われて行けませんでした。
早めを心掛けないとダメなようです。