昨日は最上川、今日は小国川(最上小国川)を紹介します。撮影は5日です。
松原アユで有名な、東北を代表するアユ釣り河川「小国川」、毎年数万人の釣り人が訪れるという「小国川」、それだけアユが豊富だということ、漁協もしっかりしていること、それを証明しています。
それなのに、山形県はどうしてもこの小国川にダムを造りたい、何が何でもダムを、穴あきダムを造ろうとしています。
古来日本を統治する者は、治山・治水に努力してきました。多分そのお陰もあって日本には緑が残されてきたのでしょう。でも近代になって工業力の、殖産興業のために電力が必要となり、ダムを造り始めた。そのうちダムの建設、それ自体が公共事業の推進ということで日本の各河川の至るところでダムのためのダムが造られるようになった。
いつしか火力発電所から効率のいい原子力発電所が造られ始め、いつしか電力の30%以上が原発によるものとなった。世界的にCO2の削減が言われ始め、そのためにはクリーンな電力、原発の推進が唱えられ始め、国家戦力として推進されようとしていたところに、あの忌まわしい巨大地震・大津波・原発事故が起こってしまった、3月11日金曜日午後2時46分、忘れたくても忘れられない3月11日。
小国川から話しがそれてきましたが、それたついでに今原発を止めると電力が不足するということで計画停電みたいなことが言われています。でも電力会社や政府のいうことを真に受けてはいけません。原発を止めても、火力発電所を復活させたり、揚水発電とかで結構十分補うことができるというではないですか。どこのテレビやラジオのマスコミや政府は言いませんが、それは原発を止めさせたくない、縮小させたくないということの表れに他なりません。代替の発電はあるというではないですか。それを公表しないで、電力不足ということだけをマスコミを通じて強調する、卑怯です。ずるいです。そういうことをするから、だから政府もマスコミをそのまま信用することはできません。何か裏があるのではないかと疑ってかからなければなりません。悲しいことですが、それが現実です。福島第一原発事故がらみの政府や東電の動きをみればお分かりでしょう。住民のことよりもいままでの原発行政を守ろうとしている。
ただ、菅首相が浜岡原発について休止するといったのですか、再開を認めないということを言ったようですが、注目していく必要があります。本当にやる気があるのかどうか。
小国川です。
場所は一関大橋の上下の小国川です。
上下の写真は下流域の様子です。水量の多さがお分かりでしょう。
以下の3枚は上流域の様子です。ヤナが見えます。アユの代わりに、大きな木の枝が一杯引っかかっています。
そのヤナの左岸側の様子です。増水のためにヤナの一部がなくなっているのか、アユの遡上を助けるために除去しているのか。」
上流域の右岸側の様子ですが、かなり変わってきていませんか。山肌が削られています。護岸工事もされているような感じです。
今年はこの小国川でどんなアユ釣りの戦いが展開されるのか、楽しみです。今年もシマノ・がまかつ・ダイワの大会には申し込む予定です。今年は本気でやるかも・・・。
それにしても、山形は雪が多い。