行って来ました。闘ってきました。そして、
惨敗してきました。 やはり、最早私にとって大会は、出場することに意義があるということになってしまったのでしょうか。
3時の目覚まし時計で目が覚めました。3時30分に家を出て、一路舟形町へ。 県内は濃霧が凄くて、注意して運転する必要がありました。 ところが、山形県に入ると霧なんてどこへやら、いつものように奥羽山脈を越えると天気が変わります。
5時に現場到着。 情報のとおり小国川は大して増水はしていませんでした。5cmくらい増水したかどうか。
迷いました。 増水していないのなら、みんなの意表をついて「短竿」で勝負してみようか、どうか。7メートルくらいの短竿でピンポイントを攻めるか、でも大会では動きたくとも動けない、最初に入ったところで、勝負が決まってしまうのが大会です。
例によって、ダンボールの中の封筒を選びます。何番だと思いますか?こんなことがあってよいものかどうか!?よりによって、この番号とは・・・! ”No,149” です。「 死」と「苦」が揃って一番とは。ガーン、ガツーン、二重にショックが大きいです。
さらにさらに、91番以降は下流域が勝負のエリアというではありませんか。 今日の参加者は160名ですか。上流・下流の2ブロックに分かれて戦い、各ブロックから決勝戦へは16名ずつ参加し、32名の内、全国大会の前のブロック大会には6名が進出ということです。
私は、当然上流域と思っていました。番号といい、下流域といい、本当についていません。 下流域はもともと苦手で、どこが釣れるのか、ポイントが分かりません。ましてや近年にない超渇水、 満遍なくリサーチするなんてとてもできません。 これでは大会に出る資格が問われてしまいます。お恥ずかしい次第。(反省) それで「短竿」の出番はなくなりました。
上の写真は、競技区間の図、私は149番のため下流域のBブロックです。
下の写真は、149番のゼッケンと帽子です。このところ帽子は安かろう悪かろうから、割といいものとなってきました。
オトリ配布は91番の人から。オトリを貰った人は上流、下流好きなところへ、ある人は走ります。大抵は歩くのですが。
私はオトリ配布場所から下流域へ2,3百メートル歩いたでしょうか、広く浅いトロから、中洲を挟んで右側がチャラチャラ、左は急瀬から深トロになっているところのチャラの一番上に入りました。半ば無理やり。
シマノの大会の場合、川に入ってからスタートの合図まで10分以上の時間があります。 竿を伸ばして、仕掛けをセットし、周りを見回します。なんと、何と、ナント、左隣(下流側)の人は「女性鮎釣り師」だったのです。帽子の後ろから、ポニーテールが出ています。
試合がスタートし、彼女の釣りの様子を見ましたが、オトリを泳がせるのが上手です。竿もぶれてないし。これはかなり年季が入っているのではと思いました。タモには鈴がついていて、時折風鈴みたいな音が聞こえます。
肝心の釣りですが、予選は7時から10時まで。10時までにオトリ配布場所に戻るということ。
仕掛けは、今日はナイロンではなく、フロロカーボンの0.15号にしました。竿は、シマノの「珪石」ではなく、「輝石」H2.75、9メートル。ハナカン周りは、このところ多用しているスーパーウエポン。そうそう、ハリはカツイチの伊藤稔バージョンのV0(?)、6号でつくった蝶バリ仕掛け。
魚が掛かることを信じて、オトリをポイントへ投入。よく泳いでくれる。でも掛からない。周りは誰も掛かってない。 気分転換?も兼ねてオトリを別のものに交換する。
そしたら、7時20分、木の葉のような小さなアユが、いつの間にか掛かっていた。10センチあるかないか?でも、シマノはダイワと違って大きさの制限はないので、1匹は1匹大事にとっておく。
おなじオトリで再度チャラの右岸ヘチぎりぎりを泳がしていたら、アユ同士がヒラを打って、魚体をくねらせながら上流に向かうのが見えました。掛かるのが見えるというのは、とっても嬉しいものです。引き抜こうとしましたが、なかなか浮かんできません。飛んできてビックリ、一気に20センチくらいのアユではありませんか。今日も極端から極端のアユが掛かるのかと、自分自身に注意を喚起しました。
大きいけどオトリとして使ってみました。そしたら、またもや掛かり鮎の魚体が見えました。大きさはオトリサイズ。丁度いい感じのアユ。約40分で 3匹目。まあまあか、と言い聞かせながら、さあこれから本番と気合を入れて泳がせているのですが・・・。
根がかり多発には困りました。蝶バリを止めて、小針の3本イカリにしても根がかりしたり・・・。
隣の女性アングラーも根がかり数回。鈴が聞こえたのが2回ですか。
普通なら時間が経つにつれて、水温も上がり、アユの動きも活発になるのではないですか。外気温は上昇するばかり。それなのにアユの追いは、時間とともに不活発となってくる。 ここで約1時間45分粘りましたが、3匹つか釣れませんでした。
ここを見切って、といえば格好いいですが、実際は泥沼に入ってしまうということに他なりません。こういう悪循環を何度今まで経験してきたことか。
何箇所かで竿を出しましたが、釣れません。深いトロでも、上泳がせで上手く泳いでくれるのですが、追ってくれるアユはいませんでした。
結果は、掛け3匹、オトリ込みで5匹です。情けないやら、恥ずかしいやら。でもこれが現実。きちんと検量はしました。
予選のBブロックのトップはなんと「28匹」も掛けたのです。シンジラレナア~イ。予選通過が14匹です。皆よく釣るものです。一体どこに入ったのか、何にしても凄いの一言です。
3枚目の写真は、決勝エリアで合図を待っているときの状況です。場所は、一関大橋の下流です。ここはほぼ全員が右岸を狙います。
決勝戦は、11時から午後1時までの2時間。いろいろ動き回って見ていましたが、12時30分に帰る決心をし、帰途に着きました。
早く帰って、リベンジにはならないが広瀬川で竿を出そうと思ったわけです。珍しく帰りはすいすいで、午後3時過ぎに帰宅できました。 まだお土産等は買いません。
今日はここまでにします。 謝謝
たった1匹しか釣れませんでした。僕より多いからいいですよ。
どの大会でもそうですが、状況が悪いと言っても
必ずビックリするような釣果を上げてくる人がいます。
感心するばかりです。