きのうから雨が降り続いています。 ときに霙(みぞれ)になったり、小止みになったり不安定な天気が続いています。 願わくば本格的な雪にならないことを!
去年の今ごろは雪が降り積もっていて、寒い日が続きました。 降った雪が解ける前にまた降りはじめるということの繰り返しでした。
ちょっと古くなりますが、BS-TBSの”釣り百景”、ご覧になりました? 2月12日放送でした。よかったですね。なんといっても今頃、この冬真っ盛りのときに、夏の風物詩”鮎釣り”の番組を放送するのですから。 冬に花火を打ち上げるようなものでしょうか。
でもいいですね、シーズンオフに夏(とはいっても9月の撮影ですが)の鮎釣りを放送するというのもいいものです。
(いいロケーションです。こういう断崖絶壁は最上川の上流域にもあります。ラフティングのボートが下って来たり、観光の川下りの船も流れてきます。最上川での鮎釣りを思い出しますね。最上川の川下り(ばかりでなく、川のぼりの船も)の船の乗客と手を振り合ったり、船頭さんと大きな声で話しをしたりしたことが懐かしく思い出されます。)
(広瀬川ではカヌーということになるかな?)
しかも鮎釣り師なら誰でも一度は竿を出してみたい、大鮎の住む球磨川での尺鮎釣りですからたまりません。 提供はシマノ、時期は去年の9月下旬とのこと。なんではっきりと日時を知らせないのかなと疑問に思いました。 なにか拙いことでもあるのでしょうか?
(最初の1匹)
釣り人は栃木県在住の「坂本 禎(ただし)」さん。 一ツ瀬川での鮎釣りも入れて、4日間も竿を出せるなんて羨ましい限りです。
(これは29センチくらいの鮎でした。)
竿はシマノのドラゴンフォースを使っているとお見受けしました。 そして豪快に振り子抜きを決めていました、すべてではないですが。
(素晴らしい大鮎です)
坂本さんは当然泳ぎには自信があるのでしょうね。胸まで、時に首近くまで立ち込んで竿を出していました。 当然のことではありますが、体は上流側に倒しています。
そして掛かったらその場で一歩も動かずに引き抜くことは無理なので、釣り下りますが、そのときの姿勢というか態勢が参考になりますね。といっても同じようなことをすることはできませんし、したくてもしません。
鮎が掛かったら片手でこらえながら釣り下って、竿を持つ手ではない方の手を上流側に伸ばして、体も当然上流に倒して、バランスを取りながら、ときにわざと体を沈めたりして下るのですね。
(こういう流れのところでこういう格好をして鮎を釣りたいですね!もう無理ですが。)
このシーンを見ていて思い出すのは野島玉造さんですね。 かれは群馬県出身でしょうか。独特の言い回し、発声がとっても印象的なのですが、まるっきりかれの生き写しみたいです。若さが異なるだけ。
球磨川で流れと戯れて尺鮎釣りに興じている二人が関東地方出身というのも面白いですね。
(幅の広いこと!)
最後の4日目の釣行でとうとう尺鮎を釣りあげました。30センチでは尺鮎とは言えないのですね。30.3センチ以上ないと正式な尺鮎とは言えないというのも面白いです。
30.5センチの鮎を釣り上げました。 お見事です。
私もいまはもう発売していませんが、シマノの『豪腕 尺鮎 90-95』を持っています。最上川とかで使っていましたが、この頃はあまり出番がありません。寂しい限りです。
今年こそそろそろ最上川や北上川で、それこそ大鮎と言える鮎を釣り上げたいものです。 数釣りは大会のときだけでいいのです、何といっても大きい鮎を掛けたい!やり取りを楽しみたい!死ぬ前にやり遂げたいことですね。