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皮膚の腫瘤を切除した熊助ちゃん

2015年03月24日 | 診療科目

先日、腰のあたりにできたおできがだんだん大きくなっているとのことで来院したのは、ミニチュア・ダックスフンドの熊助ちゃんです。

↑不安な表情の熊ちゃんですが、人懐っこい性格です!

飼い主さんの希望もあり、腰のおでき(皮下腫瘤)は外科手術を行い摘出し、摘出した腫瘤は病理検査に出しました。

結果は、毛包上皮腫(良性腫瘍)でした。

毛包上皮腫は、毛包組織の様々な部位への分化を示す細胞が皮下組織に増生し、角化物(毛組織を形成するケラチン)を産生する良性の皮膚腫瘍です。発生のピークは約7歳で背部に好発します。また毛包上皮腫は小さな毛包を多数形成するケースと大きな嚢胞を形成するケースがあります。

また予後については、採取された腫瘤は毛包上皮腫と診断されることから、切除後は再発や転移はありませんとのことでした!

ただ、毛包上皮腫は多発する可能性もあるので、今後も注意していく必要はありますね!

熊ちゃんは無事に抜糸も済みました!

 

獣医師 平湯

 

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