先日、フィラリア症末期のブチ子ちゃんが来院されました。
お薬の反応も悪く、話し合いの結果、腹水が貯まってきてキツくなったら腹水を抜いてあげることになっています。(本当は身体によい処置とは言えないのですが・・・)
↑お腹が張ってキツそうです
↑局所麻酔をして腹水を抜いています
↑処置後お腹がぺったんこに。(今日は3.3L抜けました)
↑身体が軽くなって一息中のブチ子ちゃん
近々お迎えが来てしまう運命を避ける事は出来ませんが、それまでの間少しでも苦しさを取り除いてあげたいという、オーナーさんの想い応えて行こうと思います。
昨年を振り返ってみると、当院では7頭ものフィラリア症の子が来院されました。
最近は予防が広まって来て、フィラリア症の子も少なくなったと思っていましたが、まだまだ予防が浸透していませんでした。
知り合いの先生から聞いた話ですが、マンションの上の方(何階だったか忘れました)に住んでるチワワの子が1回も外に出た事もなく、飼い主の方も部屋で蚊に刺されたことがないのにフィラリアにかかってしまっていたことがわかったそうです。(もちろん蚊が居ないからという理由でフィラリアの予防はされてなかったそうです)
フィラリアにかかると悲しい結末が待つだけです。
そして、予防さえしっかり行えばフィラリアにかかる事はありません。
みなさんはどちらを選びますか?