昔々、まだ私が小学生だったころ
駅前に一件だけ大きなレストランがあった。
一階が洋菓子売り場で
らせん階段を上った二階がレストラン。
天井からつるされたシャンデリアの明かりはほの暗く
そこに一歩足を踏み入れただけで
なんだかいつもとはちがう雰囲気を子どもながらに感じていた。
私には、毎朝玄関に掛けてあるいくつかの山高帽を
その日の背広に合わせて選ぶほどおしゃれな祖父がいた。
祖父はそのレストランがとてもお気に入りで
学期が終わり、長い休みに入るときは
必ず私と弟を連れ立ってそこへ行くのだった。
私は夏休みを迎えるその日、
いつもそのレストランで「チョコレートパフェ」を選び
祖父にご馳走してもらうのだった。
「○○ちゃん、はチョコレートパフェが好きだね~。」
といいながら目を細める祖父。
そのレストランでいただくその日の「チョコレートパフェ」は
当時の私にとって特別な味だった。
だから・・・かもしれないが、
夏休みに入るその日にはなぜか
「チョコレートパフェ」っぽいものが食べたくなる。
幸か不幸か、6歳も年の離れた我が家の息子たちは
未だかつて一緒に夏休みに入ったことがない。
今年は昨日、次男の「夏休み入り」を記念してこんなアイスを買ってみた。
< ハーゲンダッツ・ドルチェシリーズのティラミス >
< 開けてみるとこ~んなかんじ。>
濃厚なチーズ系アイスクリームの下に
エスプレッソの味がするスポンジケーキが敷いてあり、
上にはホロにがのココアパウダーがかかっている、
本格的なアイスクリームデザート
なかなかリッチなお味である。
ちなみにアルコール分は 0.2 %なので
母だけの楽しみにさせてもらった。
山高帽の祖父も
らせん階段を上っていくレストランも
今はもういない。
だけど、
あの「夏休みを迎える日の味」だけは
いつまでたっても遠い日の記憶とともに残っている。
日記@BlogRanking
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駅前に一件だけ大きなレストランがあった。
一階が洋菓子売り場で
らせん階段を上った二階がレストラン。
天井からつるされたシャンデリアの明かりはほの暗く
そこに一歩足を踏み入れただけで
なんだかいつもとはちがう雰囲気を子どもながらに感じていた。
私には、毎朝玄関に掛けてあるいくつかの山高帽を
その日の背広に合わせて選ぶほどおしゃれな祖父がいた。
祖父はそのレストランがとてもお気に入りで
学期が終わり、長い休みに入るときは
必ず私と弟を連れ立ってそこへ行くのだった。
私は夏休みを迎えるその日、
いつもそのレストランで「チョコレートパフェ」を選び
祖父にご馳走してもらうのだった。
「○○ちゃん、はチョコレートパフェが好きだね~。」
といいながら目を細める祖父。
そのレストランでいただくその日の「チョコレートパフェ」は
当時の私にとって特別な味だった。
だから・・・かもしれないが、
夏休みに入るその日にはなぜか
「チョコレートパフェ」っぽいものが食べたくなる。
幸か不幸か、6歳も年の離れた我が家の息子たちは
未だかつて一緒に夏休みに入ったことがない。
今年は昨日、次男の「夏休み入り」を記念してこんなアイスを買ってみた。
< ハーゲンダッツ・ドルチェシリーズのティラミス >
< 開けてみるとこ~んなかんじ。>
濃厚なチーズ系アイスクリームの下に
エスプレッソの味がするスポンジケーキが敷いてあり、
上にはホロにがのココアパウダーがかかっている、
本格的なアイスクリームデザート
なかなかリッチなお味である。
ちなみにアルコール分は 0.2 %なので
母だけの楽しみにさせてもらった。
山高帽の祖父も
らせん階段を上っていくレストランも
今はもういない。
だけど、
あの「夏休みを迎える日の味」だけは
いつまでたっても遠い日の記憶とともに残っている。
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