もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

きっかけは…カウントダウン。

2007-07-07 | 私の家族
        ( 実家の柿の木。青い実をつけました。)


ほんとに、ほんとに内緒の話だが、
小三になる次男はまだ おねしょ をする。

いろいろ策を練っては試してみるが、
いっこうに直らない。

そんな次男に一泊二日の移動教室の日が近づいてきた。
小学校低学年が参加するので、今回、次男は最高学年である。

 私:「一年生もいくんだよね。」
次男:「うん、三年生はリーダーって先生が言ってた。」

 私:「リーダーってことはお兄ちゃんってことだよね。」
次男:「そうだよ~。」

下の子というのは“お兄ちゃん”という響きに敏感である。

 私:「じゃあ、お兄ちゃん!よろしく頼みますよ!」
次男:「ハイ!」

さっ!と敬礼のポーズ。うれしいんだろうなぁ~。
次男は「あと○日で移動教室~♪」と指折り数えている。

おいおい、おねしょは大丈夫?と心配なのは母ばかりである。

       

そんな移動教室三日前の朝のことである。
次男:「おねしょしてない!やった~!」

大喜びの次男だが、いやいや一日くらいでぬか喜びは禁物である。

二日前。すくっと起き上がりトイレに向かう次男。
まさか・・・ふとんを確かめる私。・・・成功している!

いやいや、まだまだ。

一日前。余裕で「おはよう!」と目覚める次男。
・・・・大丈夫だ。これはもしや!おねしょ卒業かぁ!

そして当日の朝もなんなくクリアし、移動教室を迎えた。

       

移動教室に行く前は
次男を送り出したらあれしよ~これしよ~と張り切っていた私なのに
あれもこれも手につかない。

山上憶良(やまのうえのおくら)の気分である。

“瓜食めば 子ども思はゆ 栗食めば まして偲はゆ
 何処より来りしものぞ 眼交(まなかひ)に
 もとなかかりて 安眠しなさぬ ”   (万葉集)

       

そんな母心はつゆしらず、あっという間の一泊二日。
長いようで短かった全日程を終え次男は意気揚々と帰ってきた。


帰りのお迎えの際、先生にそっときいてみた。

 私:「おねしょ大丈夫でしたか?」
先生:「大丈夫でしたよ!全く心配なかったです!」

先生は他にも山のぼりを頑張ったことや、
リーダーとしての係をこなしたことなどお話してくださった。

よかった。よかった。ホッとした。


いつまでも小さくてかわいいと思っていた次男も
いつのまにか一人歩きしはじめていた。
次男なりにしっかりした“お兄ちゃん”になろうと
一生懸命だったこの数日間だったのだ。


きっかけは・・・移動教室カウントダウン!

おねしょ卒業記念日に乾杯!である。





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Comments (4)
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