日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

唐芋の塩蒸し

2010-01-12 18:41:58 | 日記

サトイモにもいろいろ種類があります。日本料理宮本で良く使うのは、セレベス芋か唐芋の親芋です。大きな親芋の周りに付いている小芋はあまり使いません。理由は洗うのとむくのが手間がかかり、歩留まりも悪いから。なんか自分勝手な理由ですみません。写真は唐芋の親芋を適当に切って蒸し器に入れ、火を通す途中で塩をパラパラと振っただけの料理です。これが美味しいんです。サトイモは甘めに味付けしただし汁で煮含めるのが一般的ですが、この親芋の塩蒸しが最高です。ちなみに普通のサトイモの親芋は硬くて食べれません。セレベスか唐芋の親芋で試してみてください。あとヤツガシラの小芋(通称やつっ子)の塩蒸しも最高です。夏に出回る石川早生の小芋を蒸した絹かつぎという料理が有名ですが、サトイモ類の本当の旬の真冬に掘った、やつっ子も是非たべてもらいたいです。


前菜

2010-01-12 01:06:44 | 日記
今月の前菜。お皿は春らしく梅の絵が入った織部風の陶器。野菜は唐芋、京人参、百合根、ちじみほうれん草、カリフラワー、ミニトマト。トマトだけ季節の野菜ではないですが宮本の定番なのでご容赦下さい。百合根はきんとん、カリフラワーは土佐酢漬け、トマトはシロップ煮、ほうれん草はお浸し、唐芋と京人参は塩蒸しです。野菜はまだまだ冬の野菜ばかりです。もう少しで裏の畑の脇に蕗のとうが出てくるかな?そうなったら一気に春らしくなってきますね。