犬式の7枚目の作品、3枚目のアルバム「意識の新大陸 FLRESH(フレッシュ)」が本日めでたくリリースされました。

意識の新大陸 FLRESH。
先入観なく常に開かれたFRESHな感性と、己の肉体で得た経験を元に踊るFLESHな人生。
FLRESH携えて旅する、自分という意識の大陸は常に新大陸で名前はない。
それが世界の始まりかたのひとつ。
Lから読んでもフレッシュ。
Rから読んでもフレッシュ。
L→Rどちらで読んでいただいても構いません。

我が肺は二個である。
名前はずっと、ない。
家のものは、フレッシュと呼んでいる。


今回は無事なにごともなく、全国のタワーやHMVでもお買い求めいただけますし、昨年起きたことの顛末の成果(?)と申し上げましょう、我らが犬式商店でもお買い求めいただけます。

で本日、懐かしいスペースシャワーの舎へと赴いて生放送の番組にて、元ロッキンオンの名物編集長にして現『MUSICA』誌の編集長である鹿野氏とトークしました。

この人も、インディーズリリース前の僕に8ページのロングインタビューをかましてくれたり、一番最初っから僕らを買い続けてくれた人で、そのせいでたくさん迷惑も損もこうむってると思いますがマジで(笑)やっと少しは大人になれた僕らを聴かせられて良かった、という実感が湧いてきて、そこから始まって帰りの電車内で2002年『犬式』(2月26日発売 かぞえ年で23歳だった。二ヶ月前までは銀座のオフィスで新人営業マンだった。):リリース以来の此処6年半が一瞬のイメージとしてドバッとよみがえってきて、世話になったり迷惑かけたりした恩人たちを思い返して、感謝の念にかられました。

それにつけても思い残す事のない20代でした。(先日7月24日に三十路を歩き始めた)

番組が終わって楽屋に戻ると、最初に「みてるぞー」とメールを送ってきてくれたのは 仲野茂(アナーキー)でした。俺の兄貴みたいな叔父貴みたいな同級生みたいな友達なんですが、80年のデビュー以来、日本のパンク・ハードコアシーンにおいて元祖のひとりとして語られる彼が25歳そこそこだった俺に「お前は天才なんだから何も迷うな」と言ってくれたことが、迷いやすい年頃になんか妙に自信を持たせてくれました。おかげさまで、その後大いに迷いました(笑)。

鹿野淳と仲野茂の共通点は、若年時代に伝説のバンド「じゃがたら」にヤラレていることで、江戸アケミと僕を並んで称する40代が多いのは、僕をイチロー呼ばわりする20代が多いのと同じくらいです。前者は表現にまつわることなんで、とっても興味がありますが、後者はただ顔がちょっと似てて髭だからだろうかと、見てくれのことなんでどうでも良いです。


エニウエイ

今、すべてのひとと、すべての出来事に感謝しています。


ありがとう。


これからも

音(表現・創作)への良識



宇宙の常識



大切にやっていきたいな、と思います。



そしてなにより

9月14日nbsa+×÷2008@ageHaへいたるまでの 夏フェス巡業
そしてそれ以降、11月14日ワンマン@LIQUIDROOM含む、リリースツアー

ライブに命をかけていきます。



*次のアルバムは8作目にして4枚目のアルバムということで、タイトルは『4番』もしくは『HARA』になりません。もちろん、『TETSUJIN』です。或いは『ARAI』です。広島に捧げます。僕は親爺の代から虎です。



犬式商店


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