一昨日の夕方
近藤等則氏と二人で近藤音体研究所にて唄録り。

近藤さんが仲野茂を呼び
仲野茂が俺を呼び
俺がkeycoを呼んで
漫画家水木しげる氏の故郷、鳥取県・港堺町の
水木しげる記念館付近に新設される
「ゲゲゲの妖怪楽園」のために
目玉親爺の曲を造ったのだ。

まるで妖怪が呼び合うように
我々も呼び合って集まり
「dancing 目玉親爺」なる曲をつくった。

老若男女が踊れる
それでいてこの面子だけに
現代社会に妖怪ならではの御気楽悟リズムな視点からアドバイス申し上げる
そんな楽しい曲ができあがった。



録音後
二人でしばし歓談。

近藤さんはその長大で世界を股にかけまくった音楽活動のなかで
人間の弱さをみつめながらも
おもわず弱さばかりとむきあってしまうのではなく
強さのほうをきちんと拾い出して体現してきた男だ。

ジャズの歴史のど真ん中に立った数少ない日本人であり
すべての音楽の分け隔てを超えて
日本人である己の
また己である己の
スタイルを追究・求道してきた男だ。



スタジオに転がるワインとウヰスキーを呑みながら
いい話ができた。

今のこの時期に
こういう人が側にいる。
そういう境遇に
つくづく感謝した。


明日は広島。
あさって福山。

今宵いまから曲がりくねった道を
新・犬式バンドワゴン(おとつい納車)の初ツアーが
始まる。

安全祈願!


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