本当にパワフルなお客さんたちに感謝です。

好奇心も、集中力も、情熱も、生まれたまんまな人だらけでした。

最後に犬式の演奏中ステージに上ってきたお客さんで一杯になったときはさすがに演奏しにくかったけど、でも「なんか抑えきれない」感情を表現することは今日は特に大事だと感じたのでしばらく居てもらいました。
ただ、どうやら柵を越える時に顔を蹴られた女の子や頭から落っこちた奴を何人か目にしたので、こればかりは「思いやり」というか「やさしい」熱さをオーディエンスが育んで共用していただきたいなと思います。

あと、あんま長くステージに居られたら演奏が困難になったり、あと酔っ払ってる人も多かったから楽器踏まれたりしないか、焦りました。実際こぼれたビールで僕のケーブルイカレタし。

なんで、ステージ上は「聖域」っちゅうことにしてもらえませぬか?
来年からは。

まあ、セキュリティを設けなかった運営ミスでもあるので、そこは来年からは改めます。

あがってきてしまいたいくらいの気持ちは、本当に嬉しかったのではあります。

誰を責める問題でもありません。

僕は別に怒っていません。

僕もモッシュ小僧な10代もありましたから、一概にモッシュやダイブは否定しないんだけど。しかし誰かが怪我したら運営サイドの俺らもみんな凹むからね。それだけは、気をつけてね。

あと逆に、モッシュやダイブが許せないくらい嫌いって人もいると思うんだけど、ダイブしてきた人を受け止める位置にいる人は受けてほしいのね。モッシュやダイブって、ちょっと荒っぽいけど、顔も知らないオーディエンス同士の信頼関係に則って成り立っている文化でして。ダイブ嫌いでも、とにかくその場は受け止めないと最悪死んじゃったりするし。叱るなら下に着地させてから、苦言を呈してもいいと思うし。(しかし周りの何人かで綺麗に受け止めてそのままクラウドサーフとかに発展しちゃったりすると、ハマッてしまったりもします。なんか、暑苦しいと思う人もいるかもしれないけれど、ロック的優しさの感じあい?)

相反する二つの「ライブ観」がせめぎ合う中で、共存できるnbsaで在ってください。と切に願う。
最後には融合して、まったく新しいライブ観を共有しましょう。

クラブ系、ライブ系って隔ては必要ないので、
大人に踊りたい人も、
激しく踊りたい人も、
共有できる空間づくりを目指します。

参加する総ての「エゴ」が漠然とでもナチュラルな生まれたまんまの「善性」に彩られていれば、少なくとも8時間の間くらい、皆が好き勝手にしかし誰一人として抑圧されない「理想の世界」が実現できると思っています。



それから早速のコメントを皆さんありがとうございます。

8時間を最高の形でつなぎ続ける、という音楽行為に、1000人以上が入場した会場がついていけるかどうかを懸念していました。
が、まったくもってお客さんの勢いと集中力に出演側との差異は無く、むしろ後押しをされていました。

僕自身も、いろんな可能性を見た二年目でした。

まだまだ、改善すべき点は多いです。
演出から運営にいたるまで、皆さんのご意見お待ちしています。

来年はより大きな場所でやりたいと思っています。より自然で、心地よくて、一人一人が空間に困らないようにしたいです。ハードルは高いですが、皆さんの意見を参考にしてより素晴らしくダイナミックな芸術祭にしたいです。

>イザナミのシンゴ
イザナミにも出演をお願いしたいとずっと思っているし、他にも是が非でも誘いたいバンドがいくつかいます。2DAYSにするという事も考えています。
エニウエ、キープコンタクトで、お互い切磋琢磨していきましょう。
キムたちにもよろしく!

>ケイスケ
FUSSIN & FIGHTINGです。
初期の名作やね。


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