約1年半前の2015年10月2日、このブログでこんな記事をアップしている。
アビジャンに本部が移転する話~アフリカ開発銀行?いえいえ、カカオの話
1973年の設立から、44年にわたりロンドンに本拠を構えてきた国際カカオ機関(Organisation internationale du cacao: ICCO)が、コートジボワールのアビジャンへ移転する、とのお話だ。
前掲の記事、ンボテは記事 . . . 本文を読む
薄幸の国、ギニア。今日はこの国の話題から。
去る2017年3月12日、セネガル政府は、ギニア政府による指名手配を受けていたある人物の身柄を引き渡した。この身柄引き渡しは、ギニア現代史上において、極めて大きな意味を持つものと注目されている。その人物の名は、人呼んで「トゥンバ・ディアキテ」。それはいかなる人物か?
ここを理解するには、コナクリ・ギニアの黒歴史について少し語らなければならないだろう。 . . . 本文を読む
少し前の記事になるが、3月2日、モーリタニアのヌアクショット通信社(ANI)は、注目されるべきビデオ動画を放映した。
それはマリ北部、サヘル地域を活動の根拠に置く三つのイスラム武装勢力、ジハードグループの合併を示すメッセージ画像だ。
この三つのグループとは、マリ・トゥアレグ出自のイヤド・アグ・ガリを首謀者とするアンサール・ディーン、アルジェリア出自のモクタール・ベルモクタールを首謀者とする . . . 本文を読む
ンボテにとって悲しみの連続の3月。1945年3月10日の東京大空襲、2011年3月11日は東日本大震災。そして昨年、2016年3月13日がここに加わった。当地コートジボワール、グランバッサンで発生した海岸リゾート襲撃テロ事件である。
あれから一年。コートジボワールでは再びあの日の悪夢へのレクイエムが聞こえる。
(事件後のグランバッサンで)
この事件は日曜日、アビジャンから東に40キロほど . . . 本文を読む
西アフリカを代表する有名ミュージシャンといえば、、、
そう、セネガルが誇る世界的スター、セネガルポップス「ンバラ」(M'Balax)の王、ユッス・ンドゥール。
このたび、自身34枚目のアルバム「Africa Rekk(アフリカ・レック)」をリリース。現在ワールドツアー中で、その一環としてコートジボワールのアビジャンを訪問。全国ドームツアー!・・・って、ドームがないが、アビジャンで二つのコン . . . 本文を読む
半旗を掲げて。フランス語では'drapeau en berne'という。悲しい思い出が駆け抜ける季節。
3月11日、あの日から7年。
(2011年4月、陸前高田市にて)
古いアフリカ人の友人から先日電話を受けた。
曰く「大きな大震災から10年、お見舞いのお電話だよ。」
いや、10年も経っていないよ。でも記憶の中に残ってたんだ。
「それはみんな覚えてるさ。地震で家も、街も壊れ、原発も . . . 本文を読む
先日、3年ぶりにガーナを訪問。
大変なことがあって、、、
史上最悪のフライト
第1話 悪夢の序章
第2話 灼熱の暗黒フライト
第3話 見捨てられた乗客たち
第4話 一路アクラへ、、
ヘトヘトで着くなり、お仕事開始。
仕事しながら遅弁、ジョロフライス、チキン付き。
いただきまーす。
帰りみち、ガーナ、アクラの国際空港。
短いって?!だって最悪のフライト事件が、、、苦笑。
ガーナを . . . 本文を読む
コートジボワールの南岸道路、いってみれば湘南道路を旅した時の様子をお伝えしている。
コートジボワール・湘南道路を行く
第1話 緑溢れる海岸道路
第2話 忘れ去られた道
第3話 ヒミツの宝石箱
美しいサザンドラをあとに、さらに道を進めると、路面はさらにヒドい状況となる。約3時間近くの道のり。たくさんの写真を載せるでもない。単調な風景に、ひどい路面を写した写真くらいしかお見せできるものがない。
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コートジボワールの南岸道路、湘南道路紀行第3話。
コートジボワール・湘南道路を行く
第1話 緑溢れる海岸道路
第2話 忘れ去られた道
海岸の一本道は、西へ進むほどにさらにひどい悪路になっていく。単調な光景。フロントウィンドウを覆うラテライトの土。振り落とされないように手すりにかじりつく。
しかしダブーの町から4時間ほど進んだところで、ようやく大きな町らしきものが見えてくる。そして車は丘を上 . . . 本文を読む
きのうからコートジボワールの南岸回廊、湘南道路紀行を連載している。きょうはその第2話。
コートジボワール・湘南道路を行く(1)〜緑溢れる海岸道路
お話はアビジャンから西へ約1時間。朝食休憩のダブーからスタート。
アビジャンの喧騒はどこへやら。幅の細い一本道。閑散とした道路には、脇からプランテーションの緑が道路に溢れる。カカオ、天然ゴム、ココヤシ。プランテーションの畑が続く。
どこの国でも . . . 本文を読む
飛行機への搭乗、スーパーの列、銀行の窓口。その長い列に横入りしようとやってくる人。
「どうぞどうぞ。」
「おーい、前の人、この人先に入れてやってくれー!」
列の前に進んでいったのは・・・こども連れのお母さん。
アフリカではこどもはみんなの宝もの。シルバーシートがなくても、特別な注意書きがなくても、子ども連れのお母さんや妊婦さんがいれば、みんながいたわる。席を譲ってあげる。ベビーカーや荷物を持 . . . 本文を読む
劇的な大統領就任劇から一ヶ月半、凱旋帰国から約一ヶ月。ガンビアのアダマ・バルー大統領は2日、初の外遊に出た。
行き先は?・・・それはあまりに近い隣国。再びセネガルだった。
ダカールのレオポルト・セダール・サンゴール国際空港に特別機が着陸、バルー大統領が姿を表すと、セネガルのマッキー・サル大統領がこれを迎えた。
(RFIウェブサイトより)
「初の外遊、セネガル訪問は、ガンビア情勢混乱後の両 . . . 本文を読む
アビジャンから一路西へ。先日、海沿いの回廊、いってみればコートジボワール湘南道路、西の経済の中心サンペドロに向け、約350キロを旅した。
出発は朝5時台、まだ薄暗いうち、アビジャンの中心地を後にする。このあと、郊外の住宅密集地、ヨプゴンを抜け、途中海岸道路との分岐を南に折れる。
朝の通勤時間帯、車はビッシリだ。
出発から45分ほど走ると、車はアビジャン圏を抜け、郊外へ。幅の細い一本道。閑 . . . 本文を読む
先日もこのブログでご紹介したワガドゥグ・アフリカ映画テレビ祭(Festival panafricain du cinéma et de la télévision de Ouagadougou: FESPACO)がもりあがるブルキナファソの首都、ワガドゥグ。8日間に、約1,000の作品が上映される。中でも長編20数本の間で、最優秀アフリカ映画賞「イェネガ賞」が競われる。
ワガドゥグ・アフリカ映画 . . . 本文を読む
ジャン・イヴ・ルドリアン仏国防大臣、人呼んで「ムッシュ・アフリック」。2月末に対テロ作戦が進行するサヘル地域を訪問。おそらく最後となるアフリカ訪問で「別れ」を告げた。
(サヘルの国家元首とル・ドリアン国防相。2014年ダカールアフリカ治安フォーラムで。)
1947年6月生まれ、69歳。ブルターニュ出身、左派社会党の政治家。地方議会議員、ロリアン市長、国会議員を経て、フランソワ・ミッテラン政権 . . . 本文を読む