桐生スバル☆☆☆座   

映画好きの座長がWEB劇場・桐生スバル座を始めましたが
東日本震災で故郷FUKUSHIMAが悲惨な状況で帰れないネ~

坂本龍馬は幕末のピエロ! その1 (長州ネコに四国サル・・)

2010年12月22日 | 天狗の田舎
 さてさて、下記写真は戦前のマキノ映画「田中源蔵」の広告であるが、
座長はナゼ坂本龍馬が無名であったのか?解らなかった。

   
                                     (故金沢春友氏の書籍から)
 この劇場のスクリーン白幕から流れてきたマンボ曲「セレソロ~サ」by(ペレスプラード楽団)を座長は忘れられない!!

 平成日本人は竜馬サマサマ!でこの1年熱狂したのであるが、その発端は1962年司馬遼太郎の小説「竜馬が行く」の
発刊による。その時期は(石油安で工材食材安、安保人任せ、自由貿易技術導入容易)の高度成長期の入口で、
身の程知らずに舞い上がり続ける鳩ポッポ世代の信条を支えたのがこの本なのだ。
 
 しかしながら、戦前においては「長州ネコに四国サル、薩摩イヌに肥後イタチ」と人物評価された土佐人などは、
ピエロ扱いで揶揄されたのである。
 この違いは(弾薬消費量 VS CO2排出量)の総量で国力が判断される時代背景の違いであろうと思われる。

 さて、(江戸250年、戦後70年)の平和日本を崩壊させるのは異国からの侵略事件で、
当事者である幕臣、閣僚の混乱ぶりには共通のようだ。すなわち、
 (A)他藩の意見を判断拠り所としてリーダーシップ無のー阿部正弘と管直人
 (B)国民の象徴道徳として万国平等に対応するとした天皇家を無視して次期チャイナ主席候補を強引に
      接見させたー井伊直弼と小沢一郎
 (C)コロコロと方針転換でもケロッとしてる宇宙人ー徳川慶喜と鳩ポッポ由起夫
 (D)「米国におかれましては・・浦賀にいらっしゃって・・お帰り頂いて・」などと敬語表現で軟弱対応する
      ー儒家林大学守と仙石由人 
 (E)時流の先読みを誇り顔で鳩山ブレーンとして媚び入るー勝海舟と寺島実郎

 そして、四国のピエロ坂本龍馬は、
        水戸学の系譜である武市半平太の藩内尊攘夷派筆頭として動いたり、
        寺島海舟の開国論ネゴシエーターに変身したり、
        英人グラバーの武器商人代理人になったり、遂には、
        欧米開化思想の伝道者へと・・・・・・・・変節するのである。
 もしも、彼がアジア植民地支配地を目撃していたならば、
     欧米人の「民権思想」が植民地からの略奪物で支えられていることが理解できたろうし、
     万国共通の原理である「衣食足りて礼節を知る」生活レベルに達していない明治大正期に
        「民権思想」を拡大する事の危険性を納得出来るのである。

 桐生スバル座(←クリック)公演予定「狂介、信介、そして 平成ノ~リ介」では
         山懸有朋(狂スケ)に下記の言葉を言わせている
   「国家帝国主義の時代にあって、「ア~メン」黙祷の間に土地を奪われたアフリカ、南アメリカ、
      「民権、民権」と騒ぐ間に国を失う事を危惧し続けた家長的政治家・・・山縣有朋。
        不肖山縣の圧政は日本を唯一の有色人大国として自立せしめたが、
          戦後ニホンの70年の平和と民主主義は何を生んだ? 
             「鳩ポッポ大臣」 だとさ!」            
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