桐生スバル☆☆☆座   

映画好きの座長がWEB劇場・桐生スバル座を始めましたが
東日本震災で故郷FUKUSHIMAが悲惨な状況で帰れないネ~

「日本沈没の30年戦争」にはNHK「黒田官兵衛」以上の軍師・ブレーンを雇用せねば・・・。

2014年05月21日 | 30年戦争
 さてさて、座長が4カ月ぶりに「日本沈没の30年戦争」をテーマにブログしたら、巣鴨の御贔屓さまから「あんたサ~~、大衆芝居の初心を忘れて大風呂敷を広げちゃって(怒)! 年末の水戸天狗党の芝居ハナシはどうなっちゃたノ~?」と御意見された。

 (A)「水戸の御隠居」ならぬ巣鴨の御贔屓様が言う通りで、3年前の大震災時の頃は水戸天狗党の話に夢中で、筋書き「真夏の桜田門←クリック」では会津出身のWATABE恒三代議士をして長州出身の管直亮首相を桜田門襲撃させる芝居だったし、「OZAWA天狗党始末←クリック」の筋書きでは蝦夷エミシ出身の小沢小四郎が震災破壊地の東北で挙兵し→東京へと進軍する途中の八溝山にて果てる芝居ハナシ・・・の筈だった。
 
 ところが代議士を辞めてタダの人となったW・恒三は戊辰戦争如く敗者となり、「放射能怖い!」と地元に戻らぬ小沢は嫁さんから離婚されちゃって、震災ガレキを全国にトラック運搬させたり本業の復興土木屋に戻っちゃった。
     
(B)そこで座長はサムライ心を絞り出して「30年戦争」を戦うには??と考えたら、NHK「黒田官兵衛」如き軍師・ブレーンを雇用せねばと判った。
 ところが貧乏興業主なので人材登用も出来ず、先ずは楽屋に山積みの文庫本から松本清張著「軍師の境遇」を読むことから始めたのだが・・・本の内容は「ナンジャ?これは! 戦国時代での播磨営業所長の手柄話・雇われ社長の出世話・・・ジャないか」とその文庫本を破って放り出してしまった。 
 しかしながら、40年前の若き座長が上京時の初心(都会の大混雑に圧倒されて会社での出世を諦め、3代目老舗後継ぎ息子に媚びて社員化する事)を思い出せば、黒田官兵衛営業所長如き働きは評価せねばならぬのだ。

(C)そこでNHK教育テレビでの「司馬遼太郎シンポジウーム・黒田官兵衛」ビデオを見る。
 歴史学者松本健一氏の「戦後団塊世代は自分中心ワガママ教育が主であり、明治時代頃までの憂国使命教育が欠如してる」という話は、大正教養主義者だった父の息子である座長にも合点ガテンがいった。
 続いての磯田道史教授の「商人家系で合理的・人間通ダッタ!」の話は、座長一族の現役最長老となった南郷釜藤の叔母(満州引揚げ後に商店生計)から得た人生教訓に通じるのだ。

(D)だけど冷戦へ逆戻り感のある世界情勢下では、黒田官兵衛レベルの国内戦向けガラパゴス軍師では日本沈没を招きかねないし、司馬遼太郎が「見ットモナイ日本人になりました」と嘆いた団塊世代の中からは軍師・ブレーンは見つかりそうも無い。
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