渡辺さん家

スイーツ大好き渡辺さんの時々日記

子宮頸がん手術までの長い一日

2018-08-20 16:35:46 | 健康・病気

1月26日

とうとう手術の日がやってきてしまった

朝8時30分に受付と聞いていたので「午前中には手術かなぁ?午前中は診察があるから昼一かもね」

なんて言いながら家を出たのだが、前日大雪が降った為

溶け残った雪の影響で道路が渋滞して車が動かず、遅刻決定

病院の婦人科に電話をつないでもらい、遅れる事を伝えたら

ちょっと困ったような感じで「え?分かりました。そう伝えておきます」と言われた

病院の1日の予定があるワケだし、遅刻はまずいよねぇ と申し訳ない気持ちで病院に到着して

受付を済ませ、入院病棟に行くと

個室が空いていないという

「この手術の時は個室しか使えない」という説明で

部屋代高いけど了承して予約を取っていたハズだったんだけど

2人部屋に案内された

到着して早々、手術着に着替えて足の血管が詰まらないようにメディキュットみたいな弾性ストッキングを履きました

術後動けないからと言って、動かないでいると「静脈血栓塞栓症」

いわゆるエコノミークラス症候群になってしまう危険があるので

その予防の為に弾性ストッキングを履きます

朝から絶食で、水分も朝6時までしか摂れず

すでにお腹ペコペコ、喉カラカラ

「点滴入れますね」

って、主治医が針を射そうとするのですが私の血管はやっぱり見にくいらしい

ベッドに横になった状態の私に対して、先生はもう床に正座(;'∀')

「先生、うまくいかなかったら何回でも針抜いていいですからね。腕が黒くなるのは困るんです」

先生手に汗かいてるやん( ̄▽ ̄;)て怯えながら、なんで血管マニアの看護師さんが点滴射しちゃダメなんだろう(;´Д`)って思う

針は痛かったけど一発で成功しました

先生からの手術前の説明は両親と、仕事を休んで付き添ってくれた彼と4人で聞きました

正式な病名は

「子宮頸部異形上皮」

手術内容は

「円錐切除術」

こういう事です

子宮は赤ちゃんが入る場所なので、袋状になっていますね

その出口付近が「異形上皮」といってガンになる手前の状態

この部分を膣側から円錐状にサクッと切り取って

切り取ったものを検査してもらいます

いつガンになるか分からない組織を体から排除できるし

今まで表面の細胞や小さな肉片しか調べられなかった場所の

比較的大きな肉片を調べる事ができるので

これで異常が見つかれば子宮を全部取る手術を受けなければいけません

異常がなければ今回の手術はこれで終わりです

説明の最後にショッキングなお知らせが

「手術は夕方になりそうです。雪の影響があるのか分かりませんが今日は手術が混み合ってまして16時か17時ぐらいになりそうです」

え?朝8時30分に病院に入ってずーっと待ってるの?午後から入院でも良かったんじゃない?(;´Д`)遅刻の連絡をした時の困ったような反応はなんだったんだろう

県病院には、手術室が2部屋しかないんだって

1部屋は長時間手術で使っていて、残りの1部屋がフル稼働しているらしい

命の危険がない私は当然順番が後になるもんね。遅刻したしね。遅刻が原因かなぁ

手術日が決まって1ヶ月間、常に頭の片隅に手術の文字が浮かんでいて憂鬱だった

その上、ハラペコ喉カラカラで「切るぞー切るぞー」と1日待っているのですか?

私の気力が持つかしら?

先生は「ご自身の意志で受ける手術ですから、今日やめたいと言われたら手術はやめる事もできますよ」とおっしゃったけど、今更やめられないよね。本心は逃げたいのだが('ω')

それからの1日は本当に長かった

ヒマだから同意書のいらんミスが気になる

お腹が空くからやたら眠れてしまう。夜寝れなくなったらどうしよう

部屋の空調が管理されてる分口の中がカラカラで何度もうがいをした

こっそり水を飲む事もできるんだけど

麻酔の影響で吐く危険があって

そうなれば結局自分が苦しい思いをするので 隠れて飲む事もできない

付き添いに来てくれた両親と彼は辛抱強く待ってくれ

腹ペコの私に気遣って交代で食事をしに売店に降りて行った

夕方、テスト期間中の娘が来てくれた

また一夜漬けだな

寝とる

16時になっても呼ばれず、17時になっても呼ばれない

あれー?( ̄▽ ̄;)今日やるよね?

そして18時。ようやく呼ばれました

歩いて手術室まで向かいます

電気も暖房も消されてしまった寒くて暗い廊下を

薄い病衣1枚で点滴をカラカラ押して歩くのはなんとも寂しい。寒くて震えてくる

娘が手をつないでくれた

娘と手をつなぐのなんて、何年振りだろう

両親も彼も一緒に見送りに歩いてくれているのに

たった二人だけで歩いているかのような感覚になった

そうだよなぁ。私たち母子家庭なんだよなぁ

今となっては私にはパートナーもいるけど

何度も娘の前で倒れて不安にさせたから

ちゃんと手術受けて長生きしなくちゃね

「じゃあね」と言ってみんなに見送られて手術室に入りました

娘は少し風邪気味だったし、手術にかかる時間が1時間ぐらいだと聞いていたので母に送ってもらって帰らせました

結果的には手術はものすごくあっけなかったです

痛みが最大の恐怖だったのですが、ほぼ無痛でした

20分ぐらいで終了してしまいました

詳しくは次回

つづく

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子宮頸がん手術を決意してその前日まで

2018-08-18 18:39:06 | 健康・病気

子宮とその周辺の臓器の経過観察と投薬治療をしながら

とても快適な8年間を過ごしていたのですが

やがて検査そのものが辛くなってきました

子宮頸がんの検査に加えて子宮体癌の検査

子宮体癌の検査は本当に不快で痛くて、毎回「痛い痛い」と声を上げていました

そして昨年の12月。女性の担当医師から

「何年も経過観察を続けてきましたが、ずーっと病状が変わらないので

このあたりで手術を考えてみませんか?」

とお話がありました

いつかの男性医師の「子宮取っちゃえばいいじゃん」的な軽さはなく

医者としてこのままというのは良いと思っておらず

予防的措置として手術をお勧めしたいという

さらに今までやってきた細胞や組織の一部だけ取る検査は表面的な検査であり

いつのまにかガンが子宮の臓器の奥に広がっていたなんていう事例もあって

手術をすればその取り出した臓器を調べる事になるので

命を危険にさらす事が減るといわれました

私が選択できるのは3つ

・手術をしない

・子宮を全部取る

・子宮の一部だけ切り取る

今まで手術から逃げ回ってきたので、もっともっと逃げたかったのですが

体力があるうちに腹をくくる事にしました

子宮を全部取ったほうが後々ラクかなぁ?と思ったのですが

全身麻酔でお腹を開く、術後目が覚めた時に吐く。麻酔が切れると夜も眠れぬほど痛い

回復に時間がかかる

という経験者の話にすっかりビビッてしまい

しかも私の場合、子宮と周辺の臓器が癒着しているので剥がすのにかなり難航するだろうという主治医の説明を聞いたら

「一部だけ切り取ります」

という結論に至りました

「あの、セカンドオピニオン取ってもいいですか?」

なおも悪あがきで時間稼ぎをしたがる

ここでびっくりしたのがセカンドオピニオンを受ける際の料金

紹介状を書いてもらい、診察データなどを持って希望の病院に行くのですが

保険が適用にならないのです

話を聞くだけで1万円超えると言われて

「やっぱりセカンドオピニオンはやめます」

と即答しました(T_T)きっと同じ事しか言われないよ

「手術を決意されたところで大変申し訳ないのですが、私は異動になりましたので手術を執刀する事ができません。次の先生に引き継いでいきますので、優秀な先生ですので安心してくださいね」

と主治医に言われました

こういうタイミングがとてもイヤだ。けど、どうしようもない

次の主治医も女医さんだった

自分より若くてホンワカした雰囲気の優しい先生で、不安がる私の質問をひとつひとつ答えては「大丈夫ですよ」とニッコリされる

「私、キシロカインのアレルギーがあるかも知れないと言われたので、麻酔が怖いです」

と言ったら、アレルギー検査をする事になった

診察時間外に皮膚科に行って皮下に濃度の違うキシロカインを注射してもらい

腫れ具合と皮膚の赤みなどの反応を見る

写真は腕の内側です。油性ペンで印をつけながらプスプスと注射を打っていきます

皮膚のすぐ下に注射するのって痛い(T_T)

皮膚科医が「痛い?」ってちょっとニヤッとしながら聞くのがまたムカつくー

勤め先の会社の店長に雰囲気が似てるのがさらにムカつくー

検査をする時もなぜか点滴。病院は基本点滴。よく分かんないけど点滴

しかも点滴は看護師さんじゃなくて医者がやる

私の血管は見にくいと よく言われます

医者が苦労しながら時間をかけて刺しました。そんなに震えながらやるなら看護師さんにやって欲しい(;´Д`)めっちゃこわい

ヘタクソめ

検査結果は陰性。キシロカインアレルギーは無しとの事だった

私の手術日が1月6日に決まった

看護師が手術に当たっての注意点を説明してくれた

「今日からサプリメントも薬も飲んじゃダメですからね。風邪ひかないように気を付けてくださいね」

当たり前の事のように言われた

え?(;´・ω・)年末年始海外旅行に行くんですけど

初海外なので何かあれば薬は飲みますけど・・・

これはめちゃくちゃ困った

サプリメントも飲まないと体調がおかしくなるヤツとかあって、できれば続けたい

一方的に言われてそのまま何も言えずに「ハイ」と返事をしてその日は帰ってしまった

サプリメントをやめた。数日で体調がおかしくなってしまい

本気で困ったので次の診察の時に主治医に相談した

「飲まないと体調がおかしくなるので、このサプリメントだけは飲みたいのですが」

悲痛な面持ちで、すがるようにお願いしたら 

あっさり

「いいですよ」って言うではないですか( ̄▽ ̄;)はぁ~?どーゆーことなの?

理由としては血が固まらないような作用を持つサプリや薬を飲むと手術の時に出血が止まらないからダメだという事だったらしい

病院内にサプリや薬の成分を確認して飲んでもいいか判断してくれるところまであったのに

最初の説明では教えてもらえなかったので体調を崩してしまった

さらに、手術後2週間ぐらいで元の生活に戻れるとの説明だったので

「1月20日に娘の卒業発表があるので出かけたいのですが、可能でしょうか?」との問いに

「多分無理だと思います」の答えがきた

この手術は術後の出血が最大の心配事であり

なるべく安静に過ごさなければいけないので

2週間経過したからもう大丈夫とは言い切れない

仕事もできれば1ヶ月は休んで欲しいとの事だった

(;´Д`)卒業発表だけは行かなくては、娘が頑張ってきた3年間が見られないではないか

「先生、手術日変更してください。20日以降でどっかないですか?ウチは母子家庭なんです。私が卒業発表を見に行かない選択肢はありません。年末年始海外行くし、帰ってきてすぐに手術なんていくらなんでも無理です( ノД`)」

泣きついたら1月26日に変更になった

こういう事はあまり広く知らせないものだけど、私の場合はバンド関係者に迷惑をかけるのでお知らせをしました

ライブや演奏の日程も全て調整して、参加できないものに関しては申し訳ないですが辞退しました

 

年末年始に初めての海外旅行へ行き、帰国して翌日仕事、その2日後にライブ

さすがに風邪をひいてしまい、10日もこじらせて結局風邪薬を飲んだ

 

「先生、ひどい虫歯があって治療中なんですけど"(-""-)"」

「手術はできますから大丈夫ですよ(^^)」

「先生、現在神経痛に悩まされてて、左腕が数秒に1回ピリピリ痺れるんですけど"(-""-)"」

「手術に関係ないから大丈夫ですよ(^^)」

始めての手術がイヤで怖くて、診察や検査のたびに主治医に不安をぶつけてみるのだが

「では手術はやめましょう」とはならなかった

全て「大丈夫」らしい

検査はだいたい絶食なのでツライ

検査後はうっかり食べ過ぎる

この日は血液検査で引っかかったので肝臓のエコー検査に来ました

ほかの人より肝臓が長いぐらいで、異常はなかったそうです(・・?はぁ、そうですか

県病院の売店で蜂の子発見

缶詰の中はウジ虫のような蜂の幼虫の佃煮ですが

値段を見てびっくり

3,629円

虫は高級品なんですよー

手術室にはネイルもまつ毛のエクステも付けていけません

マツエクを全て外して入院準備

1月中に誕生日を迎え、お祝いと共に皆さんに励ましてもらいました

1月20日は娘の高校の卒業発表を見に行く事ができました

被服科で裁縫を専門に学び、集大成として自分で作ったドレスや浴衣を着てファッションショーを行いました

何着も衣装を作ったので大変だったと思います

そして手術の前日、彼の誕生日がやってきて祝いました

「残りの人生、この人と一緒に歳を重ねたい」と思いました

あわただしい1月

手術の日がついにやってきました

つづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子宮頸がん手術まで辛くなっていく検査

2018-08-15 15:27:13 | 健康・病気

とんでもない主治医に当たってしまい「子宮全部取れば?」とタメ口で勧められて自分の中で「手術決定」だと思い込み打ちひしがれて病院に電話をかけた

「すいません。主治医を変えて欲しいのですが」

返ってきた言葉は

「今までの先生は異動になりまして、次回から違う先生になります」

「は?」( ̄▽ ̄;)

前回の診察でショックのあまりそういう事を聞いていなかった

「患者さんの気持ちに寄り添ってくれる先生をお願いしたいです」

とだけ伝えていつもの検診に向かった

 診察室で対面したのは男性医師だった

しかも「僕も異動が決まっているんです」とおっしゃる

内診はちゃっかりやる

検査の為とはいえ恥ずかしい部分をあまり色んな人に見せたくないです

誰にでも共通する事だと思うんですがねぇ

診察の様子コレですよ?

 

TVを見ていたら、婦人科の看護師さんが

内診を受ける事が恥ずかし過ぎて

いつまで経っても婦人科の検査を受けず

結局子宮がんで手遅れになって亡くなった。という事例を紹介していました

それだけデリケートな検診を、私は3か月に1回自分の命の為に受けている

命と引き換えにしても診察がイヤだという人が世の中にいる事を知って欲しい

 

もう一つ

県病院の婦人科にはお年寄りの患者さんも多い

閉経しても子宮がんとは無縁になれないからだ

初診の時は問診票の質問に答えなくてはならないが、皆さん目が見えないから書けないとおっしゃいます

受付の女性が親切心から聞き取りをされるのですが

「初潮は何歳の時ですか?」

「何十年も昔だからもう覚えてないよ」

「何歳で最初のお子さんを生みましたか?」「ちなみに、お子さんは今何歳ですか?」

痴呆がはいっているらしく計算が合わない(;´・ω・)

「閉経したのは何歳ですか?」

「そんな事まで答えなイカンの?(-_-;)」

ごもっともである

「お腹の中の事なので、できるだけ詳しく教えてください」

それもごもっともであるが

待合室中に丸聞こえなのだ

時代背景から初潮の年齢なんて恥ずかしくて他人に言うものではないのかも知れない

いつ閉経したかなんて、記録は取っていないだろう

いつのまにか月のものが来なくなった。ぐらいの感覚ではないだろうか

なんだかなー。配慮が足らないなぁー。個人病院に戻りたい( ノД`)

 

テンション低めで先生に前回のいきさつを説明した

「それは・・・前任の先生は大変な置き土産をしていきましたねぇ(;´・ω・)」

軽々しくほかの医者の悪口も言えないんだろう。中村という婦人科医の事にはあまり触れなかった

落ち着いて聞くと、子宮全摘出を勧められたのはいつもの検査の結果が

少し悪いほうに結果が傾いたからだろうという説明だった

ただ、ガン化したワケではない

今回の検査結果から見ると結果はいつもと同じ状態に戻っており手術は今すぐ必要ではないとの事でした

その日からさらに3年ほどいつもの生活が続いた

その間に主治医は女性になった

自分より若いぐらいの女医さんだけど、説明は分かりやすくはっきりしてくれる

慎重派な先生で、時々通称「パッチン」という検査も追加された

子宮の表面の組織を特殊な機械で削り取り、検査に回す

6カ所ぐらい採取するのだけど

カーテンの向こうで

「ハイ、ちょっと痛いですよ。ごめんなさいね。いきますよー。ごめんなさいね。イチ ニのサン」バチッ

ていうのを6回

こんな感じ。県病院ではバスタオルは足にかけてくれないけどね

痛みはあまりなかったけど、「痛い、痛い」と言われて「いきますよー」

とか号令をかけられるとすごく怖い(;´Д`)手に汗をじっとりかきながら

子宮の表面を削り取られる鈍い感覚に耐える

なんなら号令もなにもなしにテンポよく6回パチパチパチッと済ませてくれたほうがラクなのだが

1カ所づつ時間をかけてゆっくり採取していく

おそらく、こういう事は個人差が出るんだと思うのです

ツライ人はツライ。痛い人はとても痛いんじゃないのかな?

一気に済ませてショック症状が出たら地獄だと思う

 

そのうち、子宮頸がんの検査にもうひとつ検査が追加されました

子宮体癌の検査です

子宮から出てくる体液にガンの組織が混ざっているかも知れないので

子宮体癌の検査も追加すると言われました

子宮頸がんの検査は子宮の入り口付近の細胞をこすり取るというものですが

子宮体癌の検査は、子宮の中に長い綿棒のようなものを差し込んで

子宮の中の一番奥の細胞を取るんだそうです

最初の1年ぐらいは「ちょっとチクチクして気持ち悪いけど我慢できる」

程度だったのに

翌年、検査後立ち上がれなくなってしまい

1時間以上横になったまま帰れませんでした

下腹部がずーっと痛くて気持ち悪くて「どうして突然こんな事になってしまったんだろう」

と先生に聞いてみたのですが

「検査器具も、検査方法も従来通りなので、原因は分かりません」

と言われました

この日から子宮体癌の検査がイヤでイヤでツライものになってしまったのですが

一番怖いのは突然原因も分からず引き起こされる発作

 

運転中も、就寝中も、仕事中も その発作は襲ってきます

発作が起こると血圧が極端に下がり、汗がダクダクと流れます

とにかく苦しいのですが、どこがどう苦しいのか、痛いのか、全く説明ができないのです

ただただ「ヤバイ」という言葉しか出てこない

運転中に発作が起きた時、駐車場に飛び込んで停車し救急車を呼ぼうとしたのですが

車を止める事に気力を使い果たしてしまったので結局電話もできずに運転席で苦しんでいました

30分ほど苦しむと、動けるようになって

なんとなくトイレに行くと、お腹は痛くないのにものすごい下痢をしていて

30分ほどトイレにこもると

何事もなかったようにケロッと治ってしまいます

内科医からは「不安時に飲む」という「リーゼ」という薬を処方されました

発作が起きる直前のタイミングで飲むと発作がおさまるのです

あの、落っこちそうな内診台の上で発作が起きたらと思うと気が気ではなく

先生にお願いして

私のパートナーに診察室に一緒に入ってもらい

台の脇で薬と水をスタンバイして付き添うという策を取りました

男性が入る事も、見る事もないであろう診察室のさらに内診台のある部屋に

二つ返事で一緒に入ってくれた彼にはとても感謝しています

時々事情を知らない看護師に「旦那さん、外でお待ちください」

と排除されそうになってたけど

旦那じゃねーし、外に出てたら仕事中抜けして付き添った意味ないし

発作が起きたら病院側は対処できるの?だいたい点滴刺して苦しむ患者を眺めてるだけじゃん?

今まで検査で何度もイヤな目にあってきたし、ショック症状を起こして入院するハメになった事もあったので

こういう大事な事は周知徹底をお願いしたい

つづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子宮頸がん手術 主治医は女性がいい

2018-08-13 10:58:03 | 健康・病気

子宮内膜症

右の卵巣のチョコレート嚢胞

子宮頸がんになる前の「異形細胞」

の為に多治見県病院の婦人科に

3か月ごとの検診に長年通っていました

こういう病院は主治医がコロコロ変わります

先生は異動の辞令が出ると「私は次回からおりませんので」

と言って病院からいなくなってしまい

次に検診に行くと「はじめまして」な先生にお股を見せなくてはいけない

そういうシステムがとてもイヤなんだけど

個人病院では受け入れてもらえないから仕方がない

8年ほど通ったある日、主治医に唐突に言われた

「今後子供を産む予定とか、ある?」

「ないですよ」

「ない?本当にないの?」

「??はあ。つわりでひどい目にあったので産みたくないです。ってか母子家庭ですし。配偶者はおりません」

「じゃあさあ、このまま通い続けてても検査が続くワケだし、子宮全部取ったらどうですか?」

はあ?何を言われているのかよく分からなかった

「全部取ればガンのリスクもないし、病院とも縁が切れるよ」

タメ口で何を言い出すんだ(-_-;)と黙っていると

「子宮ってぇ、ただの筋肉のかたまりだから取ったところで何も困らないよ」

ただの筋肉のかたまりに守られ、そこから生まれてきておいて その言い草はないんじゃないの?

変な説得をされてパニック状態に陥った

もうちょっとで

「お前、女性にいきなり『キン玉取れ』って言われたらどう思う?」

て言いそうになった。むしろ言えばよかった

「もう子供作らないんだったらブラブラ下げておいても無駄じゃん?」

とか言われて「あ、じゃあ取ります」って言えるんだろうか?

主治医は男性で私とそんなに歳も変わらないように見えた

そんなヤツにタメ口で「子宮取れば?」って

あとの説明とか、何もアタマに入ってこなかった

 

この主治医は本当にいい加減なヤツで

ある日の診察、私とは違う患者の電子カルテをパソコンで開いて

「盲腸やられたんですねー」とか言ってくるから

おかしいなと思って

「先生、私盲腸やった事ないです。それ、私のカルテじゃないですよ」

と言うと

主治医は「あ」と言って慌てて私のカルテを出すと

「はい。大丈夫です。大丈夫」

と言った

何が大丈夫なの?全然大丈夫じゃないじゃん

確か中村という名前の医師だったと思う

婦人科の中村には要注意!!今もどこかの病院でのさばっているだろう

 

「子宮全部取ったほうがいいよ」が「子宮全部取りなさい」

に頭の中で自動変換されてしまい、途端に追い詰められてしまった

そういえば10年以上前 つい口にした「こんな子宮なくてもいい」

という自分の言葉が現実になりつつあることに驚いた

言葉は言霊と言うけど、本当なんだね

この時37歳ぐらいだったと思う。30代で子宮を全部無くしてしまう喪失感に耐えられるだろうか

何歳になっても耐えられないかもしれない

卵巣も取ってしまうと女性ホルモンは出なくなる

そうなると更年期障害とよく似た症状が出るとか聞くけれど

女性ホルモンは薬で補えるから大丈夫だと言われた

手術が怖い。術後の痛みが嫌だ。仕事は?バンドは?生活はどう変わる?

「考えさせてください」

やっとの思いで小さな声で言って家に帰り、母に「手術を勧められた」

と伝えると

母の頭の中でも「手術決定!!」と自動変換されてしまった

「手術するなら、ゴールデンウィークとか、夏休みにしてもらわないと、孫の生活が変わっちゃうから。面倒は私が見ないといけないから・・・」

パニックって騒ぎ出したけど、母の頭の中心には孫しかいない

孫を中心に思考回路が動いているので、口から出てくるのは孫の事ばかりで

残念ながら私ではない

当時は私を支えてくれる男性もいなかった

子宮を無くす事を女性として相談できる人が居ないという事はなんと悲しい事か

あの主治医に切られるのは絶対にイヤだ

私は、病院に主治医を変えてもらうように連絡をした

つづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子宮頸がん手術を勧められるまでの快適な8年間

2018-08-11 12:54:20 | 健康・病気

かかりつけの婦人科から

多治見県病院に移り

少々不快な思いをしながら検査を終え

私は3つ問題を抱えている事が判明しました

・右の卵巣 チョコレート嚢胞

子宮内膜症が原因なのですが

卵巣にも子宮内膜症の出血が起こってしまい

血がたまっている状態です

放っておくと血の塊がどんどん大きくなり

破裂してとてつもない痛みに襲われる人もいます

チョコレート嚢胞というネーミングは古い血がチョコレート色だからという理由で命名されました

この時の私の古い血液を溜めた卵巣の大きさは5センチだったそうです

ちょっと大きめ

・子宮内膜症

子宮の中以外のところに子宮内膜ができては剥がれる事をいいます

どういう事かと言うと

毎月生理のたびに子宮以外の場所で出血が起こるのですが

その血液の排出場所が無いため

血液はお腹のどこかにとどまり、そのまま内臓が癒着してしまっているのです

生理痛がひどいのはその為で、子宮と直腸が癒着して引っ張り合っているらしい

私の子宮と子宮周辺はこんな状態という事になる

・子宮頸がんになる前の異形細胞

説明が難しかったので私の解釈で言いますと

子宮の入り口の組織がガンになる前の状態で「異形細胞」と呼ぶそうです

下の表で言うと0期にあたります

月日が経過して、この異形細胞が正常になる人もいるし

一生この状態のままの人もいるし

これが本格的にガン化して手術が必要になる人もいます

子宮がんにも種類があって、薬で対処できる場合と

ガン化したら即 子宮全摘出の手術

私の場合は後者のタイプだと説明されました

表のブルーの部分に進行する可能性があるとの事です

こうして治療と経過観察が始まりました

まず「子宮内膜症の痛みによる苦しみをどうにかしましょう」という事で

ピルを試してみました

ピルを飲んでいても生理はあるのですが

体に妊娠したと思わせる為に

つわりの症状が出てしまい

めちゃくちゃキモチワルイ(;´Д`)

別の種類のピルも試しましたが

同じく気持ち悪くてダメでした( ノД`)シクシク…

つわりがイヤで「もう子供は産まない」と言い切った私が

治療でこんなに気持ち悪い思いをするとは。心が折れます

ダメモトで座薬も使ってみましたが

腰回りに気持ち悪さを感じてしまって、しんどいだけでした

それならば「ディナゲスト」という薬を使ってみましょう

と、あれ?生理が止まりました

あれだけ嫌だった生理がなくなったのです

なんて快適なんでしょう('ω')ノ

多くの人はディナゲストを使うと

少量の出血がダラダラと続いてしまって

その煩わしさで使用を断念するそうです

私にはディナゲストが合ったんですね

生理の辛さ、痛さがどうにかなるならと

布ナプキンも使用していましたが

全て必要なくなりました

 

余談ですが、布ナプキンで生理痛は軽減できませんでしたが

使い捨てナプキンより肌当たりが格段に良くて

使い心地は快適でした

赤ちゃんのオムツも、可能ならば布にしてあげると

おむつかぶれなどトラブルが少なくなると確信しました

 

 

ディナゲストの使用によってチョコレート嚢胞も2.5センチから3センチの大きさをキープできるようになり

3か月に1回の経過観察となりました

そしてメインの子宮頸がんの前の状態「異形細胞」についても

3か月に1回の経過観察になりました

「症状が進行したら手術です」と念を押されておりましたが

何事もなく8年ほど

生理とは無縁の 実に、実に快適な日々を送る事ができました

県病院は主治医がコロコロ変わります

胸糞の悪い医者もいるものです

つづく

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする