午後6時に家族とパートナーに見送られて歩いて手術室に入った
手術台には自分で「どっこいしょ」と上がった
手術中の姿は全裸で上に布がかぶせられます
配慮してくれたのか、手術室のスタッフさんは全員女性でした
下半身だけの麻酔なので
音とか、気配とか一切を断ちたくて「ウォークマン持ち込んでもいいですか?」
と聞いたけど、余分な雑菌が手術室に入る危険があるからダメでした
そのかわり、手術室の中にあるパソコンから音楽を大きめに流してくれました
室内の音や会話は丸聞こえだったけど
「わぁ(@_@)今日 音大きめですねー」
ってスタッフさんがおっしゃってたので
ギリギリまで大きくしてくれたんだと思います
まずは下半身麻酔をします
台の上で横向きに寝てひざを抱えます
なるべく体を丸くするのがいいそうですよ
この時、発作の薬を飲むのを忘れている事に気づく(;´Д`)
「先生、薬飲むの忘れたー」
発作がおこらないように予防的な目的で飲む事にしていたので、今更遅かった。多分、大丈夫(; ・`д・´)うん、何も起こらないさ
腰に針を刺して麻酔薬を注入します
点滴の針より細いとの事なのでほとんど痛みを感じませんでした
するとあっという間に下半身に麻酔が効いてきて
足を動かそうとしてもびくともしません
おへそから下を触ってみると、感覚がなくて
手の感覚はそのまま残っているので脳が誤作動を起こしているのか
普段と違う手触りです
お腹にサランラップのような薄いビニールを乗せた上から触っているようなツルツルした感触でした
体制を変えるのも、台の上に足を乗せるのも
されるがままで、まさに「まな板の鯉」「まな板の上の鯉」どちらが正解か分からないが
足に触られる感覚はあっても冷たさや痛みは一切感じません
このタイミングで尿の管が入れられました
「とにかく尿の管が痛い。イヤだった」という話を複数人から聞いていたので
入れる時は麻酔が効いていて痛みがなくてラッキーでした
時々体を押されるような感じがしたけれど
流してくれているBGMに意識を集中して「この曲演奏したなぁ」とピアノの鍵盤をイメージしながら
一生懸命意識を手術から逸らしました
「綺麗に切り取れましたよ」
「あとは止血だけですからね」
先生が切った子宮の一部を見せてくれました
なんだかスーパーで見かける鶏の心臓みたいだな
と思いました
手術が終わると体が冷えないように足元から布団乾燥機みたいなもので温風を送ってくれました
なにせ雪が残る1月の夜。私は台の上で全裸の上に布1枚である( ̄▽ ̄;)温風がありがたい
動かないままの下半身。
紙おむつを当ててもらい、病衣を着せてもらい、尿管と点滴はそのままで移動できるベッドに移してもらいました
人一倍痛がりの私ですが、痛みが一切なかった事に
驚きと感謝を感じました
しかし、下半身の感覚がない このイヤな感じ
不安と恐怖と緊張感。もう二度と手術は受けたくないです
ベッドで病室に戻ると父と彼が待っていてくれました
ただいまー
顔パンパンだけど自マユが濃いのでノーメイクでもマユ毛あるよ
「あれ?もう終わったの?\(◎o◎)/!」
そう。見送ってもらってから病室に帰ってくるまでわずか30分弱
「いよいよだ」と病室で待つ気満々の二人にはあっけなく拍子抜けするぐらいの時間でした
そして、うっかり娘を家に帰してしまったので母はまだ病院に戻ってきていない( ̄▽ ̄;)
「お腹すいたー(;´Д`)」開口一番主治医に訴えるが
術後5時間経過しないと飲み物すら口にできない
相変わらず腹ペコ のどカラカラ
面会時間が終わったので みんな帰っていった
長い1日がやっと終わったと思ったらすごい泣けてきた
「あれ?どーしたの?( ゚Д゚)」驚く看護師さん
「いや、みんな居てくれて良かったと思って(T_T)」
家族と彼が手術室に入るまで見送ってくれた。娘は手をつないでくれた
彼は健康ではない私にいつまでも一緒に居てくれると約束してくれた
こんなありがたい環境があるだろうか
麻酔が絶好調に効いていて下半身が動かないので
涙と鼻水だらけの私に看護師さんがティッシュを取ってくれた
明日経過が良ければ退院だ(*'ω'*)
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