約1年前
2018年12月7日 名古屋市北区「尾張菓子 きた川」
和菓子職人 北川隆治さんが心筋梗塞で急逝されました
明るくておもしろくて気さくな方でした
突然の訃報に大変驚きました
そして2019年2月
珍しい人から電話がありました
北川さんの親友
小ざくらや一清の伊藤さん
同じく和菓子屋さんです
「ピアノを弾いて欲しい」
私でよろしいのですか?(;´・ω・)なぜですのん?
彼は私の演奏を聴いたことがなかったので、突然の依頼に驚きました
「北川君のお別れ会をやりたいと思っていて、ピアノを弾いてくれる人。と思ったら真っ先に渡辺さんの顔が浮かんだんだ。」
そういう事でしたら弾かせていただきます。ええ、やりますとも(ΦωΦ)やらせてください
というやりとりがあり
2019年5月11日ブレスというお店を貸切って執り行われました
奥にステージ、フロア左に大型スクリーン
スクリーンの脇に誰か立っている
北川さんの等身大パネル( ̄▽ ̄;)
そして白衣といつもの青いエプロン、帽子を着せると
ほーらいつもの北川さん♡
↓ 北川さんとの思い出が蘇ります お店に行った時の投稿
最近娘が通う短大のHPでみつけたのが
北川さんのお父様
短大に和菓子を教えに来られているんですね
「きた川」はそんな技術の高いお店
バーカウンター
なんかスゴイ部屋が併設されています
ここまでしておいて、このお店
「ウチはライブハウスやショットバーではありません」という('◇')ゞなかなかコミカルなお店
レストランなんですって
私がウロウロしている間に、着々と準備が進んでいきます
お花を生けます
「北川さんに見つめられると照れる~(*´ω`*)」
と言いながら入り口を飾り付けるのは
「御菓子所 わたなべ」の和菓子職人 渡辺康子さん
彼女もまた大学に講師として招かれているスゴイ職人さんです
お二人どう見ても花屋さん(;^ω^)
ハイできましたー(*'▽')
レストランなので、料理もどんどん出てきましたよ
準備が整うと、北川さんの地元のお友達と和菓子職人さんたちが続々と入ってきました
甘いもの好きな私は何人かの和菓子屋さんと仲良くさせていただいているので
知り合いの和菓子屋さんも会場にいらっしゃったのですが
話しかけられて「はて?どなた?(-"-)あのーお名前は?」なんて言う始末
この日は仕事着である白衣を着ていないので印象が違って見えてしまい戸惑いました
みんな白衣で来てー(;´Д`)
北川さんは楽しい事が大好きな人だったから、明るく送り出してあげようと皆が思い
笑えるエピソードを交えてステージで話すのですが
どうしても涙がこぼれます
奥様と息子さんも大切な思い出を話してくださいました
誰も北川さんが亡くなるなんて思わなかった。ご家族も思わなかった
そばにいて、一緒に暮らしていてそれが当たり前になってしまうけれど
実は当たり前ではないんですね。誰にでも突然の別れはやってくる
「いつでもできる事だから、また今度でいいや。」
その「いつでも」や「また今度」がこない事もありえるんだなと深く思いました
いつのまにか北川さん等身大パネルもステージの上に
最初の構想では北川さんを和菓子で作りたいと伊藤さんはおっしゃっていました
和菓子で等身大の人間を作れるんですか?(;・∀・)北川さんはパネルになりましたが
先日名古屋モーターショーで本当に等身大のタレントさんを和菓子で作っているのを見てぶったまげました(@ ̄□ ̄@;)!!職人さんてどこまでもスゴイ
さて、ステージがあるという事は演奏もあります
北川さんの奥様はとっても歌がお上手なんだそうですが、奥様にはお姉さまがいらっしゃって
姉妹で歌ウマなんだそうです
そのお姉さまのバンド演奏。ここのお店のマスターがドラムを叩いていました
にぎやかなバンド演奏の後で、ピアノ&ボーカルデュオ
実は、作詞作曲を主催の伊藤さんが手がけました
奥様から北川さんへの想いをしたためた という設定で作詞をしたそうです
詞も、メロディーもなんとも切ない曲でした
本来なら、お店のお客でしかない私がここにいるのは
場違いな事ですが
演奏を依頼していただけたお陰で一緒にお別れする事ができました
伊藤さん、ありがとうございました
会が終わってホッとしてる伊藤夫妻
尾張菓子 きた川
愛知県名古屋市北区大杉3-14-7
小ざくらや一清 本店
愛知県名古屋市中村区草薙町1-89
御菓子処 わたなべ
愛知県清須市春日砂賀東23
ブレス
愛知県中村区鳥西通り2-1
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