習志野市民フォーラム

市民情報交流センター

6/23八千代市市長選挙報告市民集会レポート

2013年06月29日 | 投稿
6月23日に八千代市で開催された市民報告集会に参加された方からの
投稿がありましたので掲載します。

八千代市で去る5月26日の市長選挙で、ハコモノ市政をストップし、市民本位の暮らしと福祉優先を公約に
掲げた秋葉就一市長が誕生しました。
 基本政策で協定を結び、市民派市長を誕生させた「市民が主役の市政を実現する会」は 去る6月23日(日)
、八千代市生涯学習プラザで市長選挙の市民報告集会を開催しました。当選直後、新川ハコモノ関係の入札契約
をめぐって新市長との間での公約問題や、マスコミ報道とも重なって、実現する会と、新市長との衝突なども伝
えられたことから、当日は秋葉新市長の報告も聞けるとあって、市内各地区から150人を超す市民が参加しました。
 実現する会の三田事務局長の司会により、先ず曽我代表から基調報告がありました。本来であれば、勝利祝賀の
集会というべきところですが、との前置きの後、原点に立ち返って、大規模に戦われてきた市民運動の詳細な経
過が述べられました。
 間違いなく「勝利したのは八千代市民」であり、原点はハコモノ市政からの脱却である。今後の課題は誕生させた
秋葉新市長と連携し、利権政治を進めてきた議会を、市民主役で、改革しなければならない。それには急がずに
時間をかて取り組む必要がある。今後市民主役の市政を作り上げていくためには市民の支援と、継続的な参加が欠かせない。
今日が出発点である、といった趣旨でした。
 その後各地区などからの市民の発言が続きました。秋葉市長への疑問、注文または市民側の責任や、課題なども出
されました。
 会場に駆けつけられた秋葉市長から、「報告集会に寄せて」というメモが配布されました。そのメモに沿って、
すでに建設された「ふれあいの農業の郷」以外の図書館・市民ギャラリーと総合グラウンドなどの工事計画の現状について、
時系列的に詳細な説明がありました。
 4/1の政策協定以後、4月中に入札公告が行われ、5/26市長当選前後の5/24の図書館・ギャラリー工事の開札、5/28.29に
行われた総合グラウンド工事の入札と、5/29に開札(予定)がありました。その中で、図書館・ギャラリー入札は不調に
終わりました。こうした総合グラウンド以外の工事計画は現在停止し、来月7/7に市民説明会を開催し、市民の声を聞い
た上で計画を続行するか、中止するのかを決めるとされています。
  こうした市長報告に対し、参加者から意見や質問が繰り返されました。総合グラウンドなどは時間をかけて検討して
欲しい、借金までして新事業はしないで欲しい、情報の公開、市民が主役なのだから相談をして欲しい。図書館や、
市民プールなどの「ハコモノ」はどんどん進めて欲しいという意見も出ました。 秋葉市長からは、地方自治は議会と市長
の二元政治と言うけれども、「議会が決議したら市長の上となるからどうしようもないのです」という発言もありました。
協定にある東葉高速の定期券割引率の引き上げとか、放射能対策などはすでに実施されたということでした。
 新市長は市長選挙で当選したとはいえ、得票率35%であり、全市民からすれば支持率は12%程度に過ぎません。
それをサポートするためには、市民側の議会傍聴、様々な場での意見発表、市政の現状について、一般市民への広報、
情報伝達などによるハコモノ計画の是非について訴えていく必要があるようです。
 習志野市の現状は、豊田旧八千代市長時代とそっくりです。よく似た隣の市での市民派市長の誕生と、市民主役の市政実現
について、心からのエールを送りたいと思います。                                    
(参考)
 以下は、「市民が主役の市政を実現する会のブログからです。
新川ハコモノ計画は総額85億円の税金で新川沿いに様々な施設等を建設するプロジェクトです。前豊田市長が推進し既に
建設されてしまった施設もありますが、以下の4施設はこれからです。
 ① 総合グラウンド建設計画  (約17億円)
 ② 中央図書館建設計画    (約25億円)
 ③ 市民ギャラリー建設計画  (約 7億円)
 ④ 新川に架かる歩行者専用橋 (約 3億円)
という事で、まさに7/7は市民の声を、民意を、秋葉市長に届ける日。出来れば全市民のみなさまからのアンケートを集約
して市長に結果を提示したい。そこで民意が示されれば秋葉市長はきちんとした判断をしてくれるものと思います。
                                       以上