Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

六時屋タルト / 愛媛松山

2005年11月19日 | 和菓子道楽

 今週は国内線を使って愛媛へ出張っていたが、毎日が目まぐるしく気が付けばいつのまにか週末。おかげでドル円が119円台に突入したことへの落胆も少なくて済んだのだけど…世の中の動きを追う余力ぐらいは持ちたいところ。

 でもまぁ天気に恵まれ、行きの飛行機では瀬戸内海に浮かぶしまなみ街道を一望でき、秋空に映える松山城も毎朝拝めたのでとりあえず満足。帰りの上空3000mから見下ろした景色はクリスマスシーズンを目前に控えたせいか、地上の灯火がまるで地球に施したツリー飾りのように見え、疲れを癒してくれた。

 ただ、国内線の小さな飛行機はラオス上空を飛んでいた頃を思い起させてくれるので、ちょっとセンチな気分に。
「あぁ目が覚めたらどこかの国についていたりしたら…」
な~んて、国内線では寝てる閑すら与えてくれないのが現実デシタ。

 
 愛媛銘菓といえば、最近では「一六タルト」が一番メジャーなような気がする。郷土の和菓子談義をお客さんと交わしたところ
「一六タルトも良いですが六時屋タルトも確かな味ですわ。」
とのこと。というわけで、帰りの空港で少しだけ購入。

 六時屋のタルト考によると、今から300年前、当時長崎探題だった松山藩主・松平定行がオランダ人を通じて南蛮菓子のタルトを味わい、気に入った定行が製法を調べて松山に持ち帰ったのがきっかけだそうな。

 餡をカステラで巻いたタルトは、口に入れると柚子の香りがほのかに香る。香りの効いたものは好き嫌いがはっきりわかれ自分もあまり得意ではないけれど、六時屋のタルトはそれほど柚子が主張していないので食べやすい。濃いお茶やコーヒーと良く合いそうな銘菓といえる。

◇六時屋タルト◇
本店住所 愛媛県松山市勝山町
営業時間 9:00~20:00
入手場所 松山空港土産物売り場
食べた物 「六時屋タルト」★★☆☆☆
値  段 切りタルト5個入り473円

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