Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

日本三銘菓がすべて落雁になった件

2013年06月01日 | 和菓子道楽
今週出張った出雲地方は、茶どころではないが、茶人で名高い不昧公 (松江七代目藩主松平治郷)が広めた茶文化が根付く土地。

きっと不昧公が茶でも飲んでけと言っているのだろう。
クレーム処理の出張は、謝罪に時間を要しその後も一時間に一本の電車に二度乗りそこね、松江に着いたのが17時^_^;

終電コースを避け、松江に宿を取り、お茶を飲みに日本三銘菓のひとつ山川がある風流堂へ向かう。


うんまい。
銘菓 山川は残念ながらお茶受け菓子として扱っていなかったが、景気良く試食を出しているのでそいつをちょうど冬支度のリスのごとくほおばり第二お茶受けとして頂戴す( ̄~. ̄)
風流堂ではお茶受けのお菓子200円程度でおうすがサービスされるのでお得。教は“雨あがり”という生菓子をいただく。日持ちしない生菓子は土産の対象外としているが、芸術性も高く絶品。ちょいとした和菓子やではこのようなサービスがあるのでぜひぜひ。お茶をいただきながら店員さんと和菓子談義。

「そういえば昨年に博多の鶏卵素麺を出していたお店が経営破たんしちゃったんですよね」
「これで山川は晴れて日本三銘菓ですね?」
「いえいえ、もとより山川は三銘菓でしたわよ」

奇しくも残った三銘菓は日本海の落雁、そして藩主が奨励した品となってしまった。
 
 越の雪  大和屋(新潟:長岡)
 長生伝  森八(石川:加賀)
 山川  風流堂(島根:松江)

暮れ行く外を見ながら本日のクレームの原因を振り返る。
詳細は語れぬが、気づかいが足りないだけのこと。おもてなしのココロを大切にする土地だからというわけではないが、配慮ができれば防げたのにね・・・。



◇おまけ◇
二度目の電車乗り過ごした宍道(しんじ)駅。昼を食いっぱぐれたので食堂探すも、見当たらず。
やっているのかわからぬ食堂には、日に焼けたディスプレイのオムライス、ホコリかぶったチャーハン。
そして極めつけがこの看板。


・・・どんぞこって・・・( ̄▽ ̄;)

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