Blog満賊亭

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メコンweスキー

2013年05月24日 | 国内de海外
中国は昆明とビエンチャンを結ぶ中国ラオス鉄道。今年着工。

時速200km/hで運転。ラオスは国境のボーテンからウドムサイ、ルアンパバーン、バンビェン、ビエンチャンの主要都市に駅が設置され全長420kmの路線はトンネル部分190km、高架部分90kmとなる。

投資総額7,000億円の国家PRJは、当初中国側の融資条件が線路両側500mの開発権(°_°)‼…という無茶苦茶な要求で難航、ラオス政府は拒否したらしいが、ウドムサイなどでは既に隣接する経済特区の100km2を中国企業へ99年の期限で貸し出し。特区には巨大カジノが建設される予定。


(ウドムサイから北はこのような古き良き日本を思わせる田園風景が広がる・・・)


ビエンチャン中心部にもチャイナタウンを建設する計画もあるらしく、しかたないが、北ラオスの子達が真似る中国人のツバ吐き(彼らにとって富裕層の中国人の姿を真似るコトがひとつのステータス)に見られるよう、完全に属国化しちゃったなぁ。

(ルアンパバーンの静かなメコン川)


(手織りの装飾品を売るタイダム族)


(雨ふりゃこの通りの悪路ばかりだが)


(ルアンパバーンの早朝托鉢の様子。4時頃から町は動き出す。朝も夜も遅い文化も変わっていくんだろね)


(大好きなナイトマーケットだけはいつまでも素朴に続いてほしい)



東西横断鉄道の建設予定はないので、輸出入においてベトナムは窮地に立たされそうね。

それにしても中国の自国利益しか見ぬ戦略的誤形関係には舌を巻く。ラオスだけではなく、今月の5月にはミャンマーのベンガル湾から産出した天然ガスを中国側に引き込む全長2,380Kmに渡るパイプラインが開通する。このパイプラインは2006年のミャンマー人権侵害を非難する国連安保理決意議案に対して中国側が拒否権を行使したことへの見返りによるもの。

中韓との関係が悪化するなか、いつまでも、ちびりちびりと「メコンWeスキー」とタニマチ然とした日本の接し方はそろそろ卒業した方が良いのではと思う。昨日の安部&インラック首脳会談ではインフラ輸出に関する日本の協力についての話が盛り込まれたようだが、さてさてどうなることか?

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