Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

災害時の心理

2013年06月02日 | 雑記
日曜日の21時過ぎ。
枕元に積み上がった本をすこしずつ処理する緩やかな時間。
物語の世界に没頭しながらまどろむその瞬間まで至福の時が続く・・・。

なぁんて、優雅に小説を読める時期ではないので課題のビジネス書を寝返りながら読んでいたところ、静寂をやぶるサイレンの音が鳴り響く。
自宅が幹線道路に面しているため、救急車輌の通過は日常的なのだが、今日はヤケに数が多い。
そして、不思議なことにサイレンが遠ざかっていかない。いつの間にか消えている。変だなと思った頃、煙の臭いが…。
階下からオヤジの声。
「近所が火事だ!」
飛び起きて雨戸を開けるー

「・・・!!」
あたり一面、白煙が立ち込めている。
三件隣が火事だ。風下のため、容赦無く煙が流れてくる。

慌てて空いている窓を閉め、表へ飛び出した。

燃えているのは倉庫。住宅で無いことに胸を撫で下ろすが、倉庫の煙突型通風口からはもうもうと煙が出ている。スレートなので壁面は燃えてないが、薬品が保管される倉庫内は出火している模様。

道路まではみ出す野次馬。消防士は消化準備に追われ、近づく野次馬を制止する人間が居ない。
皆火事場に目が行き、煙の中ご近所同士で話し合いをし出す始末。
放水が始まり、水がかかりはじめたとこでようやくその場を下がりはじめたが、今振り返ると相当アホな行動をとっていたことに気づく。

火は程なく消し止められ、大事には至らなかったが、服や髪は煙くさく、吸い込んだ煙で少々気分が悪い。

三軒先だったから事なきを得たが、初動の遅さや火事場の行動はちょっと致命的。
防災準備できてないなぁと痛感。通説では災害時、ヒトはパニックになると言われているが実際どうもそうではないらしい。むしろ鈍感になるそうな。
うぅむ・・・災害時の心理学か。これは必読の書かも知れない。明日探してみよう。


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