乾物屋の娘【乾物屋の今井商店 https://kanbutuya-imai.com】

乾物屋の娘が子供の頃から近くにある「乾物」を今見直そう!
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真カスベ(からかい、からがい)

2018年11月15日 | 今井商店のこと

だんだん冬に近づいてきました。
北海道では遅い初雪のニュースです。

柏崎はまだ秋です。
今年の雪は多いのか少ないのかが今一番の話題です。


寒くなると、煮物のシーズンです。

柏崎では年越しにしか?食べない「カスベ煮」ですが、年中食べる地域もあります。


先日、真カスベをお送りしたお客さまよりお電話をいただきました。


真カスベを都会(!)へ送るときは、お手紙に「必ず書くこと」があります。


「どちらのご出身ですか?」

生のカスベを食べる方はきっと全国的にいると思いますが、干したカスベを食べる方は限られています。
また地方によって煮方、食べ方も違います。


今回お送りした方は山形県のご出身でした。
「からがい」と呼ぶそうです。


そちらでは「お祭り、七夕、運動会にもお母さんが煮てくれた」そうです。


本当に一年中のお祝いごとに出てきたのですね。

今は山形へ行けないので、娘さんから探してもらって今井商店にたどり着いてくださいました。
http://kanbutuya-imai.com/newkasube.html


一本もののカスベを、子どもがわらを叩く棒でたたいてから押切やナタで切り、水に戻したそうです。


一つの食材で沢山の思い出があるっていいですね!
この方は90才近いとおっしゃっていました。


また色々お話をお聞きしたいです!
ご感想もお待ちしております!!


乾物屋の今井商店 若林