人生の午後は~軽やかに!

「人生の午後」は~
楽しく、穏やかに、軽やかに!

「天城レストア物語」589

2011年06月15日 | 「天城レストア」

 

ボルト穴を広げる

 

 

昔はシーカフレックスのような強力な防水接着剤もなかったので
ぴったりボルトと同じサイズの穴にボルトを入れて侵入してきた水で木が膨れることで防水したようだ

一番後ろのボルト16ミリを船内から差し込もうとして固着
そのボルトを抜くのに昨日は汗だくになって半日かかった

長いボルトの上に太長い柱材を門型に組み横に渡した柱材からヒッパラーでボルトを引き抜いた

トリプルクラブヒッチでボルトを結んで2トンヒッパラーで上に引き
やっとの思いで引き抜いた

ロープを固定していたシャックルは変形して戻らなくなるし
トリプルクラブヒッチにあまりに力がかかりロープがほどけなくなって切り取った

キール側も写真の木のブロック側も16ミリボルト穴は18ミリに
25ミリバラスト固定のボルト穴は27ミリ穴に開け直す

 

 

わあ~大変でしたね。

1度入れたボルトを引き抜かれる汗だくの場面が目に浮かぶようです。

抜いても抜いても向けなくて~

メル母さんなら投げ出していることでしょう・・

良かった

ホントに良かったです。

抜いた後の後遺症も大変でしたね

取り合えず~目処が付いて本当に良かったです。

お疲れ様でした。

 

 

 

 


「天城レストア物語」588

2011年06月14日 | 「天城レストア」

 

船尾持ち上げ

 

 

エンジンの冷却水や燃料ホースや電気関係を取り外し
エンジンをエンジンベットから取り外して持ち上げておき

船尾パルピットやスタンションを取り外す

船台後ろを組み立てて高い位置に船尾を持ち上げる事が出来るようにする

下に取り付けるバラスト後部木のブロックを留めるボルトを入れようとしたが入らなくなった
入らなくなっただけなら良いが抜く事も出来なくなる

取り外す時にボルトを切ったので新しく作ってもらったが
ネジの部分が上下にある1メートルくらいの両ネジ15ミリボルト
ネジを切っていない中央部分が16ミリだったので入らないのだ

今朝はたたき込んだボルトを工夫して抜く事から始める

昨日はおかしな体勢での力仕事が続いたので
今日は腰痛に気をつけゆっくり確実に仕事をしよう

 

 

 

 

船尾・・・持ち上がりましたね。

いつの間にか~

錆びて苔が付いていたバラストも白いペンキが塗られ綺麗になっていました。

1ミリの事で入れるのも抜くのも大変ですね。 

力も知恵もいりますね。

船底から「天城」を初めて見ましたが、

白に赤のラインが効いているホントにオシャレなヨットに

生まれ変わりましたね。

チ-ク材をふんだんに使った~

世界に2つとない美しい木造船が進水するのは~

もうすぐですね。

天城」に会えるのをとてもとても~

楽しみにしています。

 

 

 

 

 


「天城レストア物語」587

2011年06月13日 | 「天城レストア」

 

スイッチパネル取り付け

 

 

全ての機器のテストをしてスイッチパネルを取り付けた

+と-を間違ってはいけないLEDやその他の機器もありよく点検して1つずつ確認
スイッチを入れて確かめてみる

全てのライトは完全に働き
その他の機器も問題無く動いた
(オートパイロット・測深計・燃料ゲージ・コンパスライト・コンセント・等)

残すところマストへの配線をドッグハウス天井マストサポートの横で繋ぐことと
船尾電動ウインチの太い電線をはわせ別のスイッチに繋げば電気関係は終了する

昨日は船体船尾側を持ち上げトリムタブ部分を作り直す為の準備をした

 

 

 

 

スイッチパネル・・・・

綺麗にスマ-トに取り付けられました。

スイッチパネルだから全てのスイッチがここに集まっているのでしょうか?

問題なく、動いたので良かったですね。

本当に電気系統の事までよくおわかりになられます。

いよいよバラストを取り付けるための準備ですね。

さあ~

いよいよ池川ヨット工房から「天城」がマリ-ナに移動する日が

1日1日と近づいてきました。

嬉しかったり、寂しかったりのメル母さんです。

 

 

 

 


「天城レストア物語」586

2011年06月12日 | 「天城レストア」

 

配電盤の結線

 

 

右クォーターバース入り口の配電盤に集めた電線を結線

一日中眼鏡をかけて仕事をしたら頭がくらくらしてきた

プロの電気屋さんの様にはいかないがまあまあ上手くまとまった
朝早くから遅くまでやって殆どの仕事を終えたがテストは出来なかった

今日は電気類のテストから始める
プラスマイナスを間違えてはいけない機器があるので
スイッチを入れる前に点検をしないといけない

 

 

家を作る時は、

大工さん、電気屋さん、水道屋さんと各セクションの方が

それぞれ来て作業をしますが、

池川さんは大工さんの仕事はもちろん、電気の配線なども

すべて一人でなさるのですごいですね。

電気系統は何だか恐くて難しそうです

今日の点検・・

うまくいくといいですね。

 

 

 


「天城レストア物語」585

2011年06月11日 | 「天城レストア」

 

電動ウインチ取りつけ台

 

 

左舷コクピットコーミングの後方に電動ウインチを取り付ける事になる

ものはまだ手に入れていないが寸法通りのモーター格納容器を作り
その上にチークのウインチ取りつけ台をセット

格納容器の方は太いボルトでデッキにがっちり固定した
天板のチークは仮留め

いよいよ船尾を持ち上げてバラストの後ろに付くトリムタブが有った部分をFRP成型しないといけない
雨が土砂降りの今日と明日中に配電盤スイッチ類の配線を終えようと思う
配電盤取り付けが船尾を持ち上げるまでの一番の大仕事となった

 

 

 

 

関東も朝から大雨です。

松山もどしゃ降りのようですね。

電動ウインチを取り付けられるんですね。

ありとあらゆる最新のものが付いて~

いざ、

クル-ジングが始まったら、快適なクル-ジングライフになりますね。

バラストが付いたら、マリ-ナに移動になりますか?

「天城レストア物語」・・・大詰めも大詰めになってきました。

いよいよですね。

 

 

 


「天城レストア物語」584

2011年06月10日 | 「天城レストア」

 

バラスト補修

 

 

昨日と今日は晴れるという天気予報なので工房の仕事をストップして
アンカレッジマリーナに1年半以上預かってもらっていたバラストを補修

先ずは鉄バラストなのでひどく錆びていたのを錆び落とし
ハンマーで浮き上がった錆をたたき落として置いて
13#というとてつもなく粗い目のサンダーでサンディング

その後ラストリムーバーという薬品で深い部分の錆を浮き上がらせ水洗い
殆ど錆が無くなってからエッチプライマーという二液のエポキシを塗る
あれほど錆びていたものがこんなにも綺麗になるかと言うくらい綺麗になった

船体に接触する面と底の面は取り付けてからでは出来ないので
しっかりとやる必要があるが左右の面は後からでも出来るので右舷の面は取り付けてからすることにした
梅雨なのでインタープロテクトを塗るまでに雨が降っては元も子もなくなる

 

 

 

 

「レストア」と言っても・・・・

ほとんどが新しい材料を使ってのお仕事をここまで進めてらっしゃたと思います。

でも~

バラスアは「天城」が使っていた古いものが使えるんですね?

写真は苔も生え、はすごい事になっていますが、

錆びを落としてラストリム-バ-という薬品を使うと~そんなに綺麗になるんですね。

バラスト取り付け・・・・とても大変そうに思えます。

お天気・・持つといいですね。

 

 

 

 


「天城レストア物語」583

2011年06月09日 | 「天城レストア」

 

最後の木工

 

 

バルクヘッドとドッグハウスコーミングの隙間を埋めるチーク材を作る
電線をはわせたので裏を電線に沿って掘ったものもある
一々船外に出して加工していたのでは時間がかかって仕方がないので
船内で最後の木工をやり綺麗に掃除していた船内が又もや木くずとホコリだらけになる

今日はこれらに二回目の塗りをして置いてアンカレッジマリーナへ行く

バラストの錆びた部分を削って錆を落とし
エポキシ加工をして出来るだけバラストを船体に取り付けてからの仕事を少なくする
少なくとも船体取り付け面と後から手が届きにくい底の面は仕上げておく必要がある

 

 

 

 

最後の木工仕事になりますか?

2年近く、池川さんの記事を追っかけて参りましたので

いよいよ~

秒読みでお終いになるかと思うと寂しさも隠せません。

でも

そんな気持ちを吹き飛ばして~

最後まで

「天城」の最高の花道・・・・見守っていきます

楽しみです。

 

 

 

 

 

 


「天城レストア物語」582

2011年06月08日 | 「天城レストア」

 

キャプスタンローラー用スイッチ

 

 

大電流が必要なキャプスタンローラーにはスイッチパネルから電線を引くことが出来ません
それで別のルートでそのためだけのスイッチを付ける事にしました

スイッチ類は1箇所に集めた方がよいでしょうからバッテリー切り替えスイッチの直ぐ隣に取り付けます

マイナスの方はバッテリーから直接引きます

扉の留めや引き手取り付け
ドッグハウスコーミングとバルクヘッドの隙間をチークで埋める等
細かい仕事が続きます

マストを立てるのはアンカレッジマリーナで25日にと決まりました
マストが立った後30日には船倹を受けて7月始めには浮かべることが出来ると思います

 

 

 

 

そうですか?

とうとう~

「天城」が進水する日が見えてきました。

25日にマストを立て、30日に船検を受けたら、

いよいよ~進水ですか?

おおよそ~

2年近くの月日をかけて丁寧に丁寧に「天城」に命を吹き込んでいらっしゃいましたね。

完成した「天城」に・・・

1度は~会ってみたいっです。

メル父さんと必ず~「天城」に会いに行きますね。

 

 

 

 


「天城レストア物語」581

2011年06月07日 | 「天城レストア」

 

エンサイン

 

 

外国へ行く船は船尾のフラッグポストに自国を表す旗を立てる
(相手国の旗は右マストの高い位置に掲げることになっている)

元々第二次世界大戦中日本海軍が使用していたものをGHQにより放棄させられ
それをNORC(日本外洋帆走協会)が正式に譲り受けたものだそうです

自衛隊が出来て又正式に自衛隊に譲った外国へ行く日本のヨットのための旗でした

古いNORCの会員は今でもこの旗を持っている人が居ます
何所にも売っていない旗でバンテンという綿の布で出来ています

これは宇和島の旗屋さんにお願いして特別に染めてもらったものです

工房内は風がないのでフラッグポストを立てて写真を撮る事は出来ませんでした

 

 

 

 

「エンサイン」・・・・初めて聞いた言葉でした。

今朝は「エンサイン」のこの旗の持つ意味をネットであちこち調べてしまいました。

今ははどこにも売っていないんですか?

旗屋さんにお願いして染めて貰われたとはすごいですね。

美しいデッキ、「エンサイン」の旗~いいですねぇ~

このまま~飾っておきたいですね。笑

そう言えば~

この「エンサイン」の旗を見ながら思い出しました。

メル父さんが「メルボルン・大阪」のダブルハンドヨットレ-スに出たときも

掲げてあったなと~懐かしく思い出されました。

 

 

 

 

 

 


「天城レストア物語」580

2011年06月06日 | 「天城レストア」

 

チークデッキ塗り終了

 

 

チークデッキにワイティープルーフという新しく開発されたシリコン系の塗料を塗る

プライマーと本剤があるがどちらも水のような感じで頼りない
塗り終わって乾いてくると今までのチークデッキに塗る保護材と違い殆ど塗った感じがせず
新しい時のチークの質感のままです

さてこのチークデッキ専用の高価な塗料がどんなものか外に出して雨に濡れたら解るでしょう

昨日は日曜日だったので少し家のことを手伝った
エアコンがない僕の家では南向きのベランダに緑のカーテンを作るべく
大きな鉢にゴウヤを植えることにした

 

 

 

 

「ワイティ-ブル-フ」と言う新開発の塗料・・・・優れ物ですね。

塗った感じがしないのに雨に濡れたら~

綺麗にはじくのでしょうか?

どんどん~良いものが出来てきますね。

 

ゴウヤカ-テン~

今年は節電を呼びかけている対策の為に種が売り切れてないそうです。

涼しくて、目にも優しい~何しろゴウヤが食べられる・・・笑

一石二鳥どころか~何鳥にもなりますね。

我が家もやってみようかな?

 

 

 

 

 

 

 


「天城レストア物語」579

2011年06月05日 | 「天城レストア」

 

薪ストーブの煙突

 

写真のほぼ中央に有るのが薪ストーブの煙突
これは先を交換して帆走モードの時のキャップをかぶせた状態

このままだとジブシートなどが引っかかる恐れがあるので
煙突ガードを取り付ける事になった

丁度船首に積もうとしているテンダーの船尾がこの辺りに来ることになりそうなので
それも考慮に入れあまりがっちりとパイプガードで固定するのも困る

煙突キャップと一体で簡単に取り外し出来て本来の煙突の先と取り替えるのが簡単なものを作る事になった

 

 

 

日本ではスト-ブを積んでいるヨットって珍しくないですか?

真冬も寒さ知らずで、冬のクル-ジングが楽しめますね。

特注の煙突ガ-ドを作られるのですか?

どんなものになるのか、とても楽しみです。

それにしても高級感のあるすてきなヨットに仕上がってきていますね。

 

 

 

 

 

 


「天城レストア物語」578

2011年06月04日 | 「天城レストア」

 

マストサポート横の配線ボックス

 

 

マストサポート右舷にマストから降りてくる電線を繋ぐ配線ボックスを作る

ドッグハウスビームに電線を沿わせボックスまで5本の線を導く

昨日の大仕事はハーネスラインを留めるUボルト取り付けと
ドジャーキャンバスの型取り
そしてチークデッキにワイティープルーフの主剤2回目を塗る事

早く船尾側を持ち上げてバラスト後端のトリムタブがあった部分のFRP整形をしないと
天城をマリーナに移動させることが出来ない
そのためには船内の仕事を早く終わらせることである

 

 

 

 

どれが配線ボックスかわからないほど、自然な仕上がりになっていますね。

船内のお仕事・・・

まあ~

次から次ぎにやらなければいけないことが多いですね。

「天城」をマリ-ナに移動させてからも

まだまだいろんなお仕事があるでしょうか?

すぐに仕上がりかと思っていましたが、まだ少し時間がかかりそうですね。

楽しみに見守っています。

 

 

 

 


「天城レストア物語」577

2011年06月03日 | 「天城レストア」

 

ドジャーパイプ交換

 

 

入り口をおおうキャンバスドジャーの骨組みパイプあまりに角が立っていたので
キャンバスが傷むことを恐れ150Rの角に変更してパイプを交換した

昨日は細々した部品取り付けや調整の仕事をして
仕事を終える時間が近づいたらデッキにワイティープルーフ主剤を塗る
主剤の方はプライマーと違いひどく匂ったので塗装ブースを稼働させる

今日はドジャーの型取り
コクピットカバーの型取り
そしてもう一度ワイティープルーフを塗って終わる

 

 

 

 

手直し、細かい作業がまだまだ~たくさんあることにびっくり・・

ありますねぇ~

一つのものを仕上げていく、丁寧さや詰めに感心しています。

塗るものも種類の多いことっ

名前も覚えられないほどです

ひらすら~見守っていくメル母さんです・・笑

 

 

 

 

 


「天城レストア物語」576

2011年06月02日 | 「天城レストア」

 

チークデッキにワイティープルーフ・プライマー塗り

 

チークデッキにはワイティープルーフというシリコン系の防汚塗料を塗る事になる

昨日は船尾物入れ蝶番を買って来たボルトナットで本取り付け
その後船尾灯の電線を配電盤まではわせ
船首左舷に12Vコンセントを取り付け

デッキを大掃除してワイティープルーフのプライマーを全体に塗った
何だか水みたいな感じだが乾くと水を良く弾く

今日は船内デッキの配線カバーが終わったら
ワイティープルーフ主剤一回目の塗りをするつもりで居る

船内にまだまだ細かい仕事が残っている
全部終わらせたらエンジンに繋いでいる燃料パイプなど全てを外してエンジンを持ち上げる
そうして置いて船尾のみを持ち上げバラスト後端部分の仕上げにかかる

 

 

 

 

こうして全体像をみると仕上がってきましたね。

デッキに張ったチ-ク材の美しさと横の赤ラインが綺麗で目を引きます。

まだまだ~

細かい仕事がたくさんあるんですね。

このまま飾って置きたいような「天城」です・・・綺麗に仕上がってきました。

とても楽しみですねぇ~。

 

 

 

 


「天城レストア物語」575

2011年06月01日 | 「天城レストア」

 

天井電線カバー

 

 

写真は天井側マストサポート

マストから3本の電線が降りてくる
1本は4芯線なので船内側は2本の線になる

写真の船内ドームライトと合わせ5本の線をはわせることになる

デッキビームの角に沿わせてホットメルトで止めておいて
その線の束を仕上げ塗りをしたチーク板でカバーする

マストからデッキを抜けてきた電線はマストサポートの横に作った箱の中で結線する

昨日は船尾ハッチの金物も取り付けた

 

 

 

 

綺麗ですね。

ピカピカに仕上がっています。

角も綺麗に面取りされて丸くなっていて丁寧なお仕事が伺えます。

5本の線をまとめて見えないようにするチ-クカバ-が出来上がっているんですね。

確かに~

ここから電線が見えているとせっかくの美観が損なわれますね。

家と同じです。

工夫があちこちにされていますね。