NES新聞9月号は南里がお届けいたします。
長いようであっという間の40日間の夏休みが間もなく終わりますね。
毎年感じることですが、この期間は私たち講師にとっても「真剣勝負」の連続です。
生徒たちが掲げた目標、そして保護者の皆様が抱かれる期待に応えるため、全力で子どもたちと向き合う毎日でした。
その結果として見えてきた「できた!」「わかった!」という瞬間は、私たちにとっても大きなご褒美でした。
授業の中では、
点在していた知識が線となり、線が面となり、
やがて立体的に組み上がっていく過程を確かに感じることができました。
子どもたちが「そういうことか!」「なるほど!」と笑顔で答える姿を見るたびに、
この夏の努力は必ず2学期以降の成長につながると確信しています。
今年の夏、私たち講師が意識してきたのは次の3つです。
「わかる・できる」をつくり出すこと
「楽しい」を引き出すこと
「よし、大丈夫」という達成感を積み重ねること
一見当たり前に思えることですが、心からそう言える瞬間を引き出すのは決して容易ではありません。
そのためには、
生徒一人ひとりの「今」にしっかり目を向け、
困っていることや求めていることを正しく捉えた上で寄り添う必要があります。
その積み重ねこそが、子どもたちの自信につながっていきます。
小学生の「宿題完成講座」や「短期復習講座」では、期限までにやり遂げる力を育みました。
ご家庭での「承認サイン」も毎回ご協力頂き、7月のうちに夏休みの宿題をほぼ終えて8月を迎えられたことは大きな成果です。
レプトン生は9月のJETに向けて、互いに単語を出し合い、
発音を確認し合うなど、自ら時間を有効に使う姿が目立ち始めています。
「共育(ともにはぐくむ)」の精神が形になりつつあります。
中学生は「競育(きそいはぐくむ)」の空気が強まっています。
授業開始前に自主的に小テストの確認をする姿や、
復習ノートを工夫して自分だけの参考書を作り上げる姿は頼もしい限りです。
中3生は1日70分×4コマの授業にも慣れ、勉強体力も格段に伸びました。
すぐに成績に表れなくても、この夏に築いた習慣と努力は確実に2学期の成長を支える土台になります。
高校生は「強育(つよくはぐくむ)」を体現しています。
小論文演習や過去問演習に取り組みながら、精神的にも学力的にも自らに負荷をかけて成長していく姿勢は見事です。
この夏は各自の弱点、課題に向き合い徹底して演習を重ねてきました。
逃げていた単元から挑戦したみたい単元に変化してきたこともこの夏の成長点です。
2学期からは科目選択や勉強の優先順位を見直し、より戦略的に受験へ挑む生徒が増えてきています。
そして9月からの2学期は、
実力模試、
定期テスト、
学園祭・運動会、
修学旅行、
JET、
英検…
と多くの行事や試験が続きます。
それぞれに目的と意味があり、子どもたちにとっては成長の機会です。
私たちは一つひとつの場を最大限に活かし、生徒が成果を感じられるような指導を続けてまいります。
また、9月には二者面談を予定しています。
ご家庭と教室がしっかりと目標を共有し、三位一体となって子どもたちを支える体制を築いていきたいと考えています。
保護者の皆様のお声を伺う中で、新たな課題や希望を共に確認し、
子どもたちが「明日の自分を楽しみにできる」ような9月をつくっていきましょう。
まだまだ暑さの残る日々ですが、生徒たちは新しい挑戦に胸を躍らせています。
今年の夏に学んだことを糧に、さらに飛躍する2学期にしていきたいと思います。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。
南里英語教室
小城・三日月教室
南里