御守って本人が買わないといけないの？

仲良しの女性２人組が御守授与所にやってきました。

そのうちの１人が「旦那に御守買って行くんだ」と言いながら

交通安全の御守を選び始めました。

すると、もう１人が「ちょっと！御守って本人が買いに来ないと意味ないんだよ！知らないの？」と、お友達にちょっかいを出し始めました。

「御守は本人が買いに来ないと意味がない・ご利益がない」こうおっしゃる方って結構多いのですが

いったい、皆さんその情報はどこからお知りになったのでしょうか。



神社にお参りに来たくても物理的に来れない方は大勢おられます。

例えば、怪我や病気で身動きが取れない方。

老齢で外出がままならない方。

仕事や学校・クラブ活動などで時間の取れない方。

その他様々な理由があるでしょう。

では、上記のような方が代理の方から御守を受けても

まったく意味がないということになるのでしょうか？



「おばあちゃんが明後日手術なんです。どんな御守がいいですか？」と息を切らして参拝に来たお孫さんがせっかく求めた御守は「意味がない」のでしょうか？

そんなことはまったくありません。

神様の強い御力を神社から離れたところでいつでも受けられるようにと生み出されたのが

御札であり御守です。

そしてそれは、代理の方によって求められたものであっても

力が弱まるものではありません。

そもそも、神様は相手を選んで力を弱めたりはなさいません。

それにしても、「本人が買わないと」云々の初出はいったいどこなのか

私、結構興味があります。