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ブドウ共進会の審査結果を見て

2021-03-11 18:43:42 | 農業日誌

 昨年9月16日に開催された、ブドウ共進会に自信作のピオーネを出品しました。共進会というのは、一種のコンテストのようなものですので、参加することに意義があるのではなく、入賞することに意義があるのです。例年、12月末頃には結果が発表されるのですが、今年はコロナの影響なのか、やっと昨日JAの人が結果と参加賞を持って来られました。参加賞ということは、入賞できなかったということで、残念です。

 

 私の所属しているJAは、昨年4月からJ晴れの国岡山農業協同組合に統合されましたが、共進会などは旧JA単位で個別に開催されているようです。表中左上の番号というのはIDで、全体平均(33点)とあるのは、2列目が全体の平均点で、出品数が33だったということみたいです。

 審査結果を細かく見ると、内容・外観・総重量・減点項目などを合計した果実審査では90点を得ています。平均点が83点なので、7ポイント上回っています。しかし、出荷実績得点が15.0点と平均点よりも5.8ポイントも下回っていました。

 思えば、JAへの出荷数はあまり多いとは言えません。昨年のブドウの売上金額で見ると、JAの占める割合は約25%でした。残りの75%は直接お客様に販売したものです。ただし、直接販売した金額には運賃が入っているので、これを差し引くと、JAの占める割合は約28%になります。端的に言うとJAのブドウ販売実績への貢献度は低いということです。

 貢献度が低いのだから、出荷実績得点が低いというのは致し方ありません。いくら良いブドウを共進会に出しても入賞は難しいということが良く分かったので、来年からは出品を見合わせたいと思います。

 私は、ブドウの栽培を開始した時から、直販を重視しています。JA経由青果市場という特定の出荷先だけに売上を依存するのではなく、多方面に分散して販売することにより、経営を安定させたいと考えたからです。直販の比率をできれば80%位にしたいと思って、毎年、営業活動をして新規顧客開拓ならびに、既存顧客へのサービスに努めてきました。お陰で、ここまで直販比率を高めることができたのですから、それはそれで有難いことです。

 本当は、直接販売する方が、面白いからです。お客様の声を直接聞くことができて、やりがいがあります。JAを通じて青果市場に出荷すれば、手間はかかりませんが何のリアクションもなく、対価としてのお金が入ってくるだけです。直接販売すれば、手間はかかりますが対価とリアクションの両方があります。リアクションには+のものもあれば、時にはーのものもあります。それでも、このリアクションによって、この仕事をやっていて良かったという喜びを感じます。対価とやりがいと受賞の栄誉の3つを望むのは欲張りなのでしょうね・・・

 

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