もう20年以上も前から愛用してるJRC製リニアアンプ JRL-3000Fが遂に壊れてしまったようです。半年程前から調子が悪くて、長時間(1時間以上)使い続けると、偶にアラーム(A1/A4の繰り返し)が出て動作停止することがありました。この症状の場合には、使用を停止して、十分冷却した後(例えば翌日とか)に電源をONにすると普通に使えていました。なので、そろそろ買い替えの時期だなぁと思いつつ、騙し騙しですが使い続けてきました。
今回は、かつて経験したことのない深刻な状況です。電源をONにした後、PAをONにすると、いきなりアラーム(A1)が表示されます。Vd=0V, Id=48A(ほぼ振り切れ)なので、FETがショートしているのではないかと思われます。
このリニアアンプの取扱説明書によれば、ファイナルは2SK410×16個となっていて、回路図を見ると4個の2SK410 による増幅回路(250W出力)が2組搭載された基板が2枚あって、4合成されて1kWを得ているようです。つまり、同じ回路が4回路あるので、そのうちのどれか1つでもショート状態になっていれば、今回のような症状になると考えられます。壊れた回路だけを切り離せば、3/4の出力が得られるかもしれません。
1組の増幅回路(250W)は単純なプッシュプルではなくて、2SK410を2直列にしたものが上下に直列接続されているプッシュプル回路になっています。従って、ショート状態になるには、2直列されている2SK140の両方が壊れている筈です。
今は、足の怪我を治療中なので、重量物を持ち上げる気力もなく、故障個所の究明もしくは修理依頼をすることさえできそうにありません。従って、DXハンティングするにしても、当分の間リニアアンプなしでやらざるを得ませんのでメンタル的に気持ちが入らないかもしれません。
2SK410はサイドパネルを開けるだけで簡単にアクセスできそうですね。
メーカーのサポートは2017年12月15日で終了しているようです。
半導体アナライザー持って力仕事のお手伝い出来ますのでお気軽にお声がけ下さいね。
まだ蓋を開けていませんが、半導体の場合、真空管と違って、ソケットなんて訳はないと思うので、半田付けを外すのが一仕事ですよね・・・私は半導体リニアの修理をした経験はありませんので、修理してくれるところがあるのならばお願いしたいと思って、打診中です。20kgを越える荷物は、ゆうパックもヤマトも取り扱ってくれず、佐川だけが頼りです。可能であれば自分で修理したいと思って2SK410を物色しています。eBayには沢山あるようですので、何とかなりそうですが、自分で修理するとなると、原因の切り分けが難しそうです。
2SK410は現在ヤフオクで2個出品されていますね。
ヤフオクに出品されていた2SK410の2個セットは私が落札しました。
ファイナルなのか電源部なのかは、蓋を開けてコネクタを抜き差しすることで切り分け出来そうですので、近日中にやってみたいと思います。
私はこの夏、知人から古いレコードプレーヤー「DENON DP-80」を譲って頂いたのですが、すぐに故障し、悩んだ結果自分で修理しました。
その結果愛着もわき、今後の故障対応へのノウハウを得る事が出来ました。
電動半田吸取器、測定器等はある程度用意出来ますし、力仕事も可能ですので必要の際はお声がけ下さい。
2015年に中古で購入後 2017年からフルリモートで使い続けてきた私のJRL3000Fもとうとう故障してしましました。症状は200Vで使ってもVDDが40Vまでしか上がらない。最初は電源電圧検出回路の故障かと思って回路図当たったりしていたんですが結局FowerFactorCollection ICの不良でした。自分で交換とも考えたのですが電源回路までのアクセスが大変なのとICの入手に手間取りそうでしたので、在庫のある方に依頼して修理完了。その後は順調です。万一のために2SK410はJRCの業務機メンテキットで16個用意してあります。
ところでJRL3000Fのバイアス電流はどのくらい流れていますか?うちでは4Aくらいまで下がってしまっています。