Creality K1を購入した動機は、材料としてABSを使いたかったからです。勿論、Ender3 v2に比べると高速な点などメリットが沢山あるのですが、Ender3 v2ではABSのプリントに何度が挑戦しましたが、ことごとく失敗したので諦めて、ABSのプリントに対応できると仕様に明記されている機種を購入することにしたのでした。ABSでアンテナの部品(エレメントを保持するもの)を作りたいのです。
その前に、実験的にノブ(ツマミ)をABSでプリントすることにしました。印刷はネットワーク(WiFi LAN)ですることにします。パソコン側のアプリはCreality Printを用います。最初、PLAで印刷してみたところ、問題なくプリントできました。次に、フィラメントをABSに交換して、ABSのデフォルト条件でプリントしたところ、途中からもじゃもじゃになってしまい失敗しました。やはり、ABSは難しいのでしょう。もじゃもじゃになった原因は、プレートへの定着が悪くて、途中から剥がれてしまったのでした。
改善策として、Ender3 v2で多用していた定着向上策である「PITのり」を塗ってやってみたところ、うまく行きました。でも、もう少しマシな方法があるのではないかと思いググってみたところ、ブリムという第1層だけ余分な膜のようなものを付ける方法があることを知って試してみることにしました。ブリムというのは、例えて言うならギョーザの羽根のようなものです。
ところが、Creality Printで、どうすればBrimを付けられるのかググってみましたが、見つけることができませんでした。パラメータを色々いじってABSの定着を良くするという記事があり、Initial Layer Widthを150%位に設定するというのがありましたが、Brimとは少し異なるようです。Creality Printのパラメータ設定を色々眺めていると、Initial Layer Hrizontal Expansionというパラメータがあり、デフォルトは0mmになっていますが、これを5.0mmにしてみました。Previewで確認するとBrimと呼ばれるようなものができていることがわかりましたので、これでプリントしてみたところ、上手く行きました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます