雨量計を製作しています。雨を受ける部分には、身近な品物の中から候補を選定したところ、5Lの焼酎PETボトルが良かろうということになりました。直径150㎜なので、断面積は17,671mm2です。FBニュースの製作例では、180㎜の円筒を想定して、0.5㎜の雨量でマス1杯の容量を計算して12,789mlに設計していますが、この辺は計算値で補正すれば何とかなるでしょう。直径180㎜の円筒で雨を受けると、0.7237㎜の雨量で1杯になります。1カウントするには2杯分の雨量である1.447㎜となります。マスの両側にフォトインターラプターを設置すれば、分解能を半分にすることも可能です。最小分解能が1.447㎜というのは中途半端ですが、それほど問題ではないでしょう。どうしても、問題となるようならば、マスを作り直せば良いだけの話です。どうせと言っては何ですが、誤差はこれだけではありません。マスが反転するバランスが多少ずれているので、1カウントが1.447㎜よりも少し少な目になっている筈です。これは、後で、計り直して補正しなければなりません。
計算の話はさておき、5LのPETボトルから、計量用のマスに雨水を導く方法を考えます。蚊取り線香の入れ物とかバケツとかを使わないで、何故5LのPETボトルにしたかというと、逆向きに使えば、それ自身がロートの役割を果たしているからです。キャップが当たる部分の外径は約35㎜なので、ここにパイプを接続するために、専用のロートを作ります。ロートの先には、内径約7.5㎜のチューブを差し込んで、雨水を計量用マスに導くことにします。
製作するロートの形は、次のようになります。3Dプリンタを使って、1時間程でプリントできました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます